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カテゴリ:保健室より
5・6年 薬物乱用防止教室
7月5日(火)、学校薬剤師の山中好夫先生をお招きし、薬物乱用防止教室を行いました。
授業の導入では、薬には主作用と副作用があり、薬剤師はそれを説明する義務があること、患者は聞く権利があることを教えてくださりました。
次に実験です。「薬を水以外の飲み物で飲んだらどうなるか」を実験しました。
Aさんは、シロップ薬をお茶に混ぜ入れ、Bくんは粉薬を炭酸水に混ぜ入れます。
なんと大変、シロップ薬は真っ黒に濁り、粉薬は泡を吹いてあふれ出てしまいました。これが口やお腹の中で起こったら、薬の成分が吸収できなくなってしまいます。薬は正しく水で服用しましょう。
夏休みに気が緩んで近づきやすくなってしまう、タバコやアルコールの「害」についても、ご講話いただきました。そして、危険ドラッグが引き起こす事件についても、迫力ある動画を交えて教えてくださりました。
どのようなシチュエーションで、私たちに危険な影が忍び寄るかはわかりません。私たちを守るのは、「断る勇気」です。
①はっきりと断る
②その場を立ち去る
これが何よりも大切です。そして日頃から、「ダメゼッタイ」の合い言葉を頭に入れて生活しましょう。
山中先生、貴重なお話をありがとうございました。
3年学活「よい歯にかわれ」
今回の養護教諭の出前授業対象は、3年生です。題材名は「よい歯にかわれ」です。
小学校の中学年は、乳歯と永久歯の混在が最も多く、生え方がでこぼこしていて、歯みがきが難しい月齢です。さらに、生えたばかりの永久歯はとても柔らかく、むし歯になりやすいのが特徴です。
養護教諭は「人生の中で一番、歯みがきを丁寧にしなければいけないのは、まさに今。今の時期の歯みがきが、歯の一生の健康を左右します。」と伝えると、児童たちの瞳は真剣そのものです。
染め出しをして、きれいに磨き終えた児童たちの感想を見ると、
「前歯のたて磨きをがんばりたい。」
「奥歯のななめ磨きをしたい。」
「力を入れすぎずに磨きたい。」
「歯ブラシを鉛筆の持ち方にして磨きたい。」
など、前向きな意見が並びました。いつまでもその気持ちを大切にしてくださいね。
学校開放日ということで、保護者の方にも参観いただきました。ありがとうございました。
4年学活「かむことの秘密をさぐろう」
養護教諭による今日の出前授業対象は、4年生です。題材名は「かむことの秘密をさぐろう」です。
導入では、みんなが大好きなおやつの聞き取りアンケートです。クッキー、ポテトチップス、アイス、ゼリーなどが挙がります。傾向をまとめると、「味が濃くて、口溶けがよく、あまり噛まないもの」という結果になりました。
今日はよく噛むためのおやつ「あたりめ」を持ってきました。これを使って実験します。クラスを3分割し、あたりめを「15回噛むチーム」、「30回噛むチーム」、「60回噛むチーム」としました。
そして、
①あごの動き
②だ液の出方
③噛んだあたりめの様子
④追加で噛んだ回数
を表に書き込み、まとめていきます。
普段おやつでこんなに噛むことはないのでしょう。みんな、「あごが疲れて大変だった。」と訴えます。日頃からきちんと噛み続けることで、あごは大きく発達します。
「ひみこの歯がいーぜ」で噛むことの長所を学びました。
・ひまん防止
・みかくの発達
・ことばが正しく発音できる
・のうが発達
・歯の病気予防
・がん予防
・いちょうが快調
・ぜんりょく投球
これらの頭文字を取って、「ひみこの歯がいーぜ」です。
あたりめを噛んだ後は丁寧に歯みがきをして終了しました。お疲れ様でした。
2年学活「歯のみがき方」
養護教諭による、今日の出前授業対象は、2年生です。
2年生の歯科検診結果をもとに、口内地図を作成しました。これを見て、気づいたことを発表し合います。
「むし歯は奥歯にできやすい」、「永久歯は生える順番がある」という意見が出ました。
養護教諭から、「永久歯はもう生え替わりません。亡くなる日まで一生使うため、どうやって歯の病気から守ったらよいでしょうか。」と尋ねられ、児童たちは「歯みがき!」と即答します。
今日は染め出しをして、時間をかけて磨きました。この授業は5時間目。給食後の歯みがきタイムで磨いたはずなのに、真っ赤に染まる歯垢を見て、驚きを隠せない児童たちです。
養護教諭から磨き方のテクニックを教わり、効果的に歯垢を落とすことができました。ここに、歯みがき名人の誕生です。保護者の皆さん、今夜はお宅の歯みがき名人が、歯みがき指導をしてくれますよ。楽しみに待っていてくださいね。
歯科講話
6月9日(木)校医の鎌田俊介先生をお招きし、歯科講話とむし歯ゼロ表彰を行いました。
コロナ禍のため、歯科講話は3年ぶりの実施です。高学年にとっては「久しぶり」の、低学年にとっては「初めて」の歯科講話で、児童一同、この日を楽しみに待っていました。
プラークを取り除くための歯みがきの大切さ、清涼飲料水を飲み続けることによるペットボトル症候群への注意喚起、歯の食いしばりによる全身への影響、予防歯科のすすめなど、たくさんのことを講義いただきました。
今回教わったことを忘れず、基本的生活習慣を確立していきましょう。