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学校ニュース
いじめ防止こどもフォーラム参加
8月7日(木)オンラインで「あったか栃木 いじめ防止こどもフォーラム」が開催されました。
このフォーラムは、「いじめを生まないために、私たちにできること」をテーマに、高校生・大学生ボランティアのコーディネートで、小・中学生がいじめ問題について考え、議論することを通して、いじめ防止に向けた意識の向上を図る目的で開催されました。
本校からは、生徒会長、副会長が参加し、皆川中の取組を紹介しました。
皆川中では、11月に、「あったか皆川いじめ防止集会(全校道徳集会)」を実施する予定です。全校生徒を縦割り班に分け、3年生が中心となり、「いじめを生まないために私たちができること」について、話し合い活動を行います。
他校から、縦割り班を作る上での難しさについて質問されると、「3年生がリーダーシップをとり、全員が自分の意見を述べ、共有できる雰囲気作りをしている。」と、堂々と答えていました。
教育長様からは、「協議では、小学生も中学生も、立派な態度で参加していた。いじめを生まないために、多様性を受容し、互いの違いを認め、その違いを尊重し合うことが大切である。」との講評をいただきました。
フォーラム終了後、校長室で今回参加しての感想を校長先生に報告しました。二人とも、他校の生徒とのやりとりを通して、多くのことを学んだようです。
いじめを防止するには、「安心感」のある環境が必要です。あいさつとは、相手の存在を認めていることを伝え、心を開く第一歩です。皆川中学校では、「自分から 相手に伝わる声で 何度でも」の合い言葉の下、全校で実践していることが、学年の枠を越えてよい雰囲気をつくっているのではないでしょうか。
二人とも、とてもすばらしいフォーラムに参加し、貴重な体験をすることができました。今回学んだことを,皆川中のみんなに伝えてくださいね。
学力向上研修③
8月5日(火)今日は学力向上研修3回シリーズの最終回です。今日のテーマは「対話的な学び」です。第Ⅰ部は、言語活動と生徒指導との関係について考えました。
「対話的な学び」に欠かせない「言語活動」は、学習指導以外にも、生徒の自己指導能力を育成する上で欠かせないものです。この「言語活動」をより効果的に行うには、ペアやグループとクラス全体ではどちらの方がより自然で適しているでしょうか。
答えは、「全体」です。
生徒にとって、学級は社会の縮図です。学級の中では多数がいるからこそ個性が発揮され、多くの人に意見を真剣に聞いてもらうことで自己存在感を得やすいという点があります。安心・安全と感じることのできる学級の中で、だれもが他者の意見を尊重し、考えをを自由に表現できる環境をつくることで、共感的な人間関係が形成され、その中で生徒は自己決定することができます。
良い学級では、学級の中で言語活動が活発に行われます。多様な意見を否定せず、建設的な議論ができ、互いの信頼関係が深まるためです。言語活動を行うにあたっては、教師の指導の下、より良い話し合いを成立させ、実践していくことの大切さを学びました。これは学校・学級に限らず、職員室でも、職場や集団においても言えることですね。
第Ⅱ部は数学と英語の模擬授業を行いました。数学では、「富士山の山頂はどれくらい遠くから見えるかを計算で求めよう。」英語では、「アンケート結果について、集めた情報を比較して発表しよう」 これらの模擬授業は、2学期の一人一授業の一部分を取り出したもので、私たち教員が生徒役になり、感じたことや疑問に思ったことを述べ合いました。
最後は座談会です。今日は学力向上推進リーダーの中山先生のお話から始まりました。今回も「教育について」全員が熱く語りました。教員になったばかりの頃の話や自らの専門性を高めること、他教科の話を聞く面白さなどについての話が出ました。こうして異なる世代の教職員が語り合うというのは、あまりないことです。それだけに、それぞれの思いをみんなで共有することができ、有意義な時間を過ごすことができました。
最後に、この夏3回の学力向上研修を終えるにあたって、校長先生のご挨拶をいただきました。今回の研修は、校長先生と学力向上推進リーダーの中山先生で、昨年度末から考え計画されていたとのことです。今回の研修で学んだことを振り返り、各自の授業づくり・学級経営等に生かしてください。先生方、お疲れ様でした!
みながわ寺子屋開催
8月5日(火)皆川公民館において、みながわ寺子屋(第1日目)が開催されました。
みながわ寺子屋は、皆川公民館、とちぎ未来アシストネットの皆さんが中心となり、夏休みの午前中2日間、皆川地区に小中学生の学びの場を提供してくださっています。
子どもたちはポスター、夏ドリルやワーク、習字の3グループに分かれ、小中学生がそれぞれ自分の課題に取り組みました。上から、ポスター製作、夏ドリル、習字の様子です。皆川城東小の先生方、本校の職員も公民館を訪れ、みんなの様子を見守ります。
途中休憩をはさみ、後半の部も集中して取り組みます。
夏休みに、このような素敵な学びの場を設けていただき、本当にありがとうございます。子どもたちも、久しぶりに友達と会い、それぞれの課題に一生懸命取り組むことができたようでした。次は8月7日(木)の開催です。公民館の皆様、アシストネットの皆様、またよろしくお願いいたします。
学力向上研修②
7月31日(木)午後、本校において学力向上研修②が行われました。
皆川中学校では、昨年度より生徒の「確かな学力の育成(学力向上)」に取り組んでいます。生徒の学力を高めるには、教職員の授業力の向上が欠かせません。そこで令和7年度は、
「主体的に考え表現し、自ら学ぶ意欲を育てる生徒の育成 ~UD化、主体的・対話的で深い学びに向けた授業改善、9者の一体化~」
を研究主題に設定し、全教職員で学力向上推進リーダーを中心とした研修や、毎月の参観授業でねらいを明確にした授業実践・改善に取り組んでいます。
この夏休みは3日間の校内研修を設定しており、第1日目は「深い学びについて」の研修を行いました。
今回、第2回目の第Ⅰ部「主体的な学びについて」では、主体的な学習の定義と、生徒が主体的に学ぶようになるために必要なことは何かを考えました。1枚目の写真がその様子です。
第Ⅱ部は、栃木市教育委員会の佐藤先生を講師にお招きし、「主体的に学習に取り組む態度の評価」について、ご講話をいただきました。
授業の中で生徒の主体性をどのように見取り、評価するか。これは教員として日々頭を悩ませているテーマですが、授業で学んだ「知識・技能」を活用して「学んだことをもとに思考し、知識・技能・情報等を活用して判断し、表現する」過程の中で、課題を見つけたり、粘り強く課題解決に取り組んだり、自分なりに工夫して学習したりして、生徒自身の学習改善につながるものにしていくべきであるとともに、教師の指導の改善に生かしていく、ということを学びました。
最後は座談会です。「教育について語り合おう」と称して、第1日目は校長先生、2日目は教頭、3日目は学力向上推進リーダーの話から、輪になって全員が思うことを述べ合います。
本校の良いところのひとつに、生徒・職員が、年齢や立場関係なく、互いに自分の考えを述べ合うことのできる雰囲気があげられます。普段の会議や職員室においても、生徒のために何ができるかについてさまざまな意見が飛び交い、日々アップデート中です。これからもチーム皆川としてさらに成長していきたいと思います。
生徒会交流「生活のきまり」協議
7月25日(金)吹上公民館において、吹上・皆川・寺尾3校の生徒会役員たちが、来年度開校する栃木北中の「生活のきまり」について協議を行いました。
来年度の統合に向けて、各校の生徒たちはオンラインでたびたび交流を行っています。今回は、栃木北中の「生活のきまり」について、現在それぞれの学校ではどんなきまりがあるのかを比較し、靴下の長さや色、髪型、授業前の着席時間等について、あらかじめ自分の考えや質問事項をまとめ、この協議に臨みました。
途中、司会の先生が質問を投げかけ、それぞれの学校で話し合う場面もありました。活発な意見が飛び交います。
今回の協議は、栃木北中のきまりの一部についてではありましたが、生徒たちは真剣に考え発言することを通して、自分たちも新しい学校をつくるメンバーの一員であることを自覚することができました。また、「生活のきまり」とは、自分たちの学校生活をより良くするためのものであり、「皆に分かってもらうためには、どのような表現で伝えればよいか」を、生徒目線で考えていたと思います。
協議終了後、藤間校長先生から労いのことばをいただきました。特に3年生については、栃木北中に通うことがなくても、後輩の母校になる栃木北中のため、真剣に考え協議に臨んでくれました。約2時間の協議の中で堂々と発言する生徒たちの頼もしい姿を見ることができ、嬉しく思いました。