教育研究所ニュース

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かかわりパワーアップセミナー第2回

 6月27日(火)、かかわりパワーアップセミナー第2回を実施しました。今回は、「不登校の子どもへのかかわりについて考えよう」というテーマで、担当指導主事より、不登校の児童生徒へのかかわり方について、国の動向なども踏まえながらお話しさせていただいた後、グループに分かれて語り合いました。

 自分のものさしに当てはめて考えるのではなく、子どもたちや保護者の気持ちに寄り添った丁寧な対応ができるよう、参加された先生方は、じっくりと考えながら話合いを行っていました。

 次回第3回は、7月25日(火)、フリースクールの方にご協力をいただきながら「子どもの居場所づくりについて考えよう」というテーマで開催いたします。多くの先生方からの参加をお待ちしております。希望される方は、市教委担当までご連絡ください。

   

〈参加された先生方からの振り返り〉

・不登校に関する国の考え方を説明していただいたため、改めて勉強になりました。児童指導主任として、夏休みの研修等で職員に伝達しようと思いました。グループ協議では、どの学校の先生方も、子どもと保護者に寄り添おうとする姿勢が見られ、やはり、相手を理解しようとする態度が最も重要だなと感じました。

・いろいろな方の考えやそれぞれの学級での実践例を聞くことは、大きな学びになるということを改めて感じました。

・国の動向を踏まえてのお話や、事例を用いたグループワークがとても勉強になりました。今回自分が実際に感じたことを勤務校の先生方に紹介し、本校での子どもや保護者とのかかわりについて、共に学んでいきたいと思います。

 

ICT活用ワンポイントレッスン②

6月12日(月)第2回目のICT活用ワンポイントレッスンが開催されました。

今回は「Microsoft Teams 活用法」です。

 

今回参加された先生方は小学校の先生が大半でした。

小学校では、特に授業でMetaMoJiが活用されている様子ですが、

MetaMoJiと同じような機能をTeamsでもできることや、

Microsoft WordやPowerPointと簡単に連携する活用法や、

Teams内にあるWhite boardの活用法などについてレッスンを行いました。

 

またレッスン内での自由演習では、Teamsだけによらない私のタブレット端末活用法などについても

意見交換が行われました。

参加された先生方からも、「さっそく学校で使ってみたい」という声もあがっていました。

【参加された先生方からの声】

・teamsの活用方法について児童の立場になって学ぶことができました。教師側がどのように説明したらわかりやすいのかを体験することで自分が教師側になったときに活かせるポイントをたくさん学ばせていただきました。どんどん使うことで自分も子供たちも慣れていけたらと思うので、たくさん活用していきたいと思います。

・ホワイトボードの機能をあまり知らなかったので、今後活用したいと思います。また、パワーポイントをファイルのところに入れれば共同編集ができることも知ったので、さっそく修学旅行のグループごとのまとめで使ってみたいと思います。

・チームズのホワイトボードを以前から使ってみたかったのですが、どうすればいいかわからずにいました。今後国語の意味調べなどに活用したいと思いました。
 また、最後に教えていただいたカーソルの拡大は、さっそく設定しました。

第1回 授業づくりラウンドテーブル

5月22日(火)に「授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。

先生方が集まって授業について意見を交わすことのできる「授業づくりラウンドテーブル」は今年で8年目となります。

 

初回は、先生方の自己紹介も兼ねつつ、今感じている授業についての思い、悩み、意気込みなどを自由にお話していただきました。

今年新採として頑張っている先生から、5年目、7年目と経験を積んでいる先生まで、年齢も校種も担当学年も違う先生方が集まって、授業についていろいろな話題が飛び交っていました。

 

今年度の「授業づくりラウンドテーブル」は全5回。

第2回からはそれぞれが話したい授業の教材や指導案やワークシートなどを持ち寄って、ラウンドテーブルを行っていきます。

飛び込みでの参加も大歓迎ですので、「ちょっと行ってみようかな…」という先生はぜひ学校教育課にお電話ください。

 

 

<参加された先生方より>

・とても学びが深く、楽しい研修でした。特に、子どもの考えるきっかけとなるのが比べる活動で、違いがはっきり分かったり、考える時間が生まれたりするので、今後の自分の授業にも取り入れていきたいと思いました。

・先生方と話していく中で、緊張がほぐれました。授業の悩みが相談できてうれしかったです。また参加させていただきます。

・研修に参加する前はざっくりとしかイメージできていなかった授業の流れが、先生方のユニークなアイディアや意見のおかげで、やってみたいと思える流れになりました。

教育研究所 研究所員研修会①

5月11日(木)、今年度の第1回研究所員研修会を開催しました。
研修に先立ち、研究所長より研究所の経緯や研究への取り組み方などお話いただきました。

教育研究所では、1つの研究を3年かけて行います。今年度はその2年目となります。
どの部会も新しいメンバーを迎え、これまでの研究の成果と課題を確認しながら、部会ごとのテーマについて、それぞれの思いを熱心に語り合う様子が見られました。

  

  

~振り返り、感想~

【授業づくり部会】
初めて研究所員として参加させていただきましたが、まさに「語り場」という言葉がぴったりの研修会でした。授業づくり部会は「学び合い」が研究のキーワードになっていますが、私たち教員同士にも対話的な学びは必要だと考えています。これから研究所員の皆さんと語り合い、学び合えることを楽しみにしています。自分自身の成長にもつなげていきたいです。

【学びに向かう学級づくり部会】
初参加ですが、快く受け入れていただけてありがたかったです。学級目標の決め方や内容についてお話を伺ったのですが、学期の途中に目標を見直して新たに考え直すという意見を聞き、自分の中にはない発想だったので驚きました(個人的には、年度の初めにみんなで決める、作るというところに重きを置いていました)。今後も、様々な意見を聞き、学級の在り方について考えていきたいです。

【児童生徒指導部会】
他の先生方と、うまくいっていることや悩んでいることを共有したことで、共通のテーマが見つかりそうです。今後、この研修会で話し合ったことをもとに、勤務校での課題が少しでもよい方向に向かうように役立てていきたいと思っています。

【特別支援教育部会】
新しく2名の先生をお迎えしてのスタートとなりました。一人として同じ特性を持った児童はおらず、また、支援する側の先生の取組も様々あるということを,本日の会でも感じさせていただきました。部会の先生方の実践を参考に勉強させていただくとともに、この会での研究が、意義あるものとなるよう努めてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

かかわりパワーアップセミナー第1回

かかわりパワーアップセミナー第1回を行いました。

昨年度まで開催していた「かかわりスキルアップセミナー」と「学級づくりパワーアップ学習会」の趣旨を受け継ぎながら、今年度新たに開かれた研修会です。

第1回は、アイスブレーキングとしてミニゲームを行った後、グループに分かれて学級づくりについて語り合いました。

現在抱えている悩みや、うまくいっていることなどを話し合いながら、他校種の先生方の取り組みを参考にされたり、新たな視点で子どもたちをとらえ、これまでの支援の見直しをされたりする先生方の姿が見られました。

次回(6/27)は、「不登校の子どもへのかかわりについて考えよう」です。不登校の現状について指導主事からお話させていただいた後、グループ協議などを行う予定です。途中参加も大歓迎ですので、ご希望の方は、栃木市教委の担当までご連絡ください。

  

 

【参加した先生方の振り返り】

・他校の先生方の取り組みを知ることができ、有意義な時間になりました。また、自分の実践を他の先生に話すことで、整理され、自分の気が付かなかった良さに気がつくことができました。

・特別な支援を必要とする児童との関わりについて悩んでいましたが、同じような児童を担任していた先生からうまくいった方法などを聞き、とても参考になりました。

・新学期が始まり1ヶ月が経ったところで、自分の学級経営を振り返ることのできるよい機会となりました。先生方との交流を通してたくさんの発見があり、刺激をいただきました。自分も頑張ろうという意欲に繋がりました。

ICT活用ワンポイントレッスン①

今年度も、教育研究所主催の希望研修が開始しました。

先陣を切って開催されたのが、今年度から新たに始まった「ICTワンポイントレッスン」です。

今回の内容は「外国語科でのICT活用法」

指導者用だけでなく、学習者用のデジタル教科書の活用方法や、栃木市内のALTたちが作成した外国語動画教材について研修を行いました。

希望研修のこの時間だからこそ、じっくりタブレット端末にさわることができるこの時間。

演習後には、外国語科でのICT活用法だけでなく、ICTに関する先生方からの素朴な疑問や操作法についての話し合いました。

 

 

 

・外国語科のデジタル教科書の活用方法を学ぶことができたことが大変参考になりました。また、栃木市のALTの先生が作られた動画も活用し、子供たちにゴールを示しながら授業を進める方法も参考になりました。

・デジタル教科書ありきでなく、ALTとの学習とうまく関連させることが大切だと分かった。

・栃木市のALTの動画教材について、じっくりと見たことがなかったので、申し訳なく思いました。とても活用したくなる動画でした。今後に生かしたいです。

・デジタル教科書をじっくり眺めたことがなかったので、使い方を知る良い機会となりました。

学級づくりパワーアップ学習会④

 今回も少人数での実施となりました。じっくりと話を聞き合い、互いにアドバイスする時間となりました。目の前の児童生徒の困り感を解消したい、学級担任としての経験値をアップさせたいなど、それぞれのねらいをもって学び合う先生方を見て、この熱心さはきっと学級の子どもたちに伝わっているのだろうと感じました。

 

・先生方と意見を共有したことで、生徒への指導や支援は様々な形があることに気づくことができました。また、自分のクラスにも関係がうまくいっていない生徒がいますが、「先生にやっかい者だと思われると二次障害がおきてしまう」という言葉にハッとさせられました。関わりが難しいと悩んでしまいますが、その生徒に合う方法を探すのもひとつかもしれないと考えることができました。ありがとうございました。

 

・他の学校の先生方のそれぞれの持ち味を活かした対応の仕方を聞くことができました。それらの中で自分だったらどのように対応するか、なにを軸にして生徒と接するかを考えを深めることができました。

 

・毎回そうですが、先生方が楽しそうに自分のクラスの様子や子ども達のことを話していることが印象的です。どのクラスにも支援が必要な子はいると思いますが、どの先生もクラスの子一人ひとりとの関わり方やどんな支援をするかなどを考える・実践することを楽しんでいることを感じ、私もまた頑張ろうと思えます。先生方の支援方法も参考にしながら、残り1か月の令和4年度を楽しみたいと思います。ありがとうございました。

学級づくりパワーアップ学習会⑥

 少人数ならではの、和気藹々とした雰囲気の中、じっくりと話し合うことができました。

自分の学級のことを客観的に見つめ直すことができるよい機会となったようです。

 

 

 

・自分の学級の状態や、自分の指導の状況について、話を聞いていただき、フィードバックをいただくことで、客観的に捉えることができました。お時間をいただき、ありがとうございました。

 

・毎回、同年代の先生方と本音で話すことができる貴重な時間となっています。先生方の話を聞きながらクラスの様子を想像することしかできないけれど、いろいろな支援方法、学級経営上の取り組みがあるなと勉強させていただいています。また、指導主事の先生方も私たちの話を真剣に聞いてくださり、経験したことやアドバイスもくださるので、来週以降も頑張ろう、話に出てきた取り組みを真似してみようなどと前向きな気持ちになります。ありがとうございました。

 

・この9ヶ月間で続けてよかったことや、今からでも始めて心掛けていきたいことを考えられる時間になりました。安心して進級させられるよう、残りの2ヶ月も子どもたちに向き合っていきたいと思います。

教育研究所第5回研修会

 今年度最後の研修会が雪のため急遽オンライン形式に変更になりました。どの部会も1年間を振り返り、来年度に向けた課題や見通しについて話し合いました。研究員の先生方は、テーマを広げ過ぎず現場で役立つ研究にしたいと、思いを新たにしていました。

 

 

【授業づくり部会】

 今日も多くの学びがあり、とても勉強になった。今年は学びあい活動に焦点をあてて、授業づくりの研究をしてきたが、それぞれ学校が異なっても学びあいに取り組んできて感じていたことが似ていたことに驚いた。それは、学びあい活動に取り組んでみると、ねらいによって、方法や声掛けが異なるということ。今まで自分がやってきた学びあいは形だけだったのかもしれないと感じた。また、学びあいは方法であって・・・と毎回口にするが、方法じゃなかったら、学びあい活動のゴールって何だろうと考えながらやってきたが、大橋先生から、教師の視点から児童生徒の視点に変えてみると・・・と聞いて、なんとなくこれから目指す方向が見えてきた気がした。この研究を通して、授業づくりで目指すことをたくさん学ぶことができました。ありがとうございました。

 

【学びに向かう学級づくり部会】

 小学校、中学校の先生方がいるため、9年間を通してどう学びに向かう集団を作るか研究できればよいと感じた。小学1年生と中学3年生ではアプローチの仕方は変わるが、安心感のある学級はどの児童・生徒にとっても居心地がよく、学びに向かう集団になりえると思った。今後もさらに研究を深めていきたい。

 

【児童生徒指導部会】

 全体の振り返りとして、若手の先生に集まってもらって児童指導・保護者対応での悩みを聞くことができ、みんな同じように悩んでいるんだと安心できたのではないかと思っています。「先生も(そんなことで悩む)同じなんですね。」と言っていた先生の言葉が印象に残りました。また、児童指導に困っている場面を見かけたら声を掛けてみようと行動できたことで、複数の目(立場)で指導していく実践が少しできたと思います。中学校では保護者と生徒の関係にも教師が関わっていることが多いと感じました。私はSSWさんと接点をもったことがないので、有効的な関わり方なども知りたいと思いました。

 

【特別支援教育部会】

 はじめに提供してくれた授業について協議しました。導入部分は具体的な内容にすることで、子どもたちの意欲が高まることを改めて感じました。また小学校と中学校との学習のつながりを強く感じ、段階をおった指導がとても大切だと思いました。児童によってつまづきポイントは異なるので、考えの道筋のなる板書やヒントカードなどが児童の理解の助けになることがよくわかりました。そのことをふまえ、来年度は板書の仕方や教材に焦点化した授業づくりの研究を行っていきたいという話合いになりました。小学校でも中学校でもどの授業でも活用できるような方法を考え、検証していきたいと思いました。そして、どの子どもたちにとっても分かりやすい授業になるよう取り組んでいきたいと思います。まずは、この1年間で学んだ方法を今の場で実践していきたいです。1年間大変勉強になりました。ありがとうございました。

かかわりスキルアップセミナー⑤

雪のため、急遽オンラインに切り替えての実施となりました。専門家の立場からWISCについて実例を交えながら話していただき、貴重な機会となりました。参加した先生方は真剣そのもので、目の前の児童生徒をどう受け止め、どう導けばよいのか、ヒントになることを学び取ろうとしていました。

 

・WISCについて知ってはいたものの、実際にどのような支援が必要か、実態にどうリンクしていくか、などの話を聞くことができ本当に勉強になりました。自分も含め、どんな人にも得意不得意があり、学校という場所で、集団でカバーし合う関係が根底にあることを忘れてはいけないなと改めて感じました。ありがとうございました。

 

・WISCの結果を見てみた時に、その子の弱い部分を見てしまうところがあり、長所を生かして補填するというのは意識していく必要かあると改めて感じました。またWISCだけでは測れない子も中にはいるということで、普段からの見取りは重要だと思いました。今年度も残り少しなので、より意識して次年度に繋げていきたいです。WISCのことはほとんど無知だったので、専門的にお話を聞けてとても勉強になりました。ありがとうございました。

 

・全5回の研修、本当にありがとうございました。初めての担任で、指導について悩むこともたくさんありました。この研修を通して、他の学校の先生方の実践についてや、WISCについてのお話など、とてもためになるものばかりでした。少しは自分の中で成長できたかなと感じています。今の子どもたちとも担任できるのは、あと30日もありません。さらに関わりを増やして1日1日を大切にし、来年度に向けて頑張っていきたいと思います。

 

・児童のメタ認知を目指すとき、まずはその子の良さ・長所を十分に伝えて自信を与える。その後、『ここをがんばれると更に良いね。』という姿勢で声掛けをし、励まして苦手の理解を促す。児童がメタ認知した時に自分の苦手なところばかりに目がいかないように、日ごろより温かい声掛けを続けていきたい。児童の成長を児童自身が自覚し、自信につなげていきたい。そうして成長できる自分に自信をもてるように声掛けをしていきたい。本研修で、他校の先生方と情報交換をしたり、事例について考えたりすることで、私自身が児童とのかかわり方に生かすことができました。この研修で知ることのできた、児童の見方、児童への言葉のかけ方、考え方を大切にしていきたいと思います。

 

・WISCの話を聞いたことで、学級の困り感のある児童について「この子がいつも行動が遅いのは、耳からの情報が苦手だからか、目からの情報が苦手だからか、それとも処理能力の部分か」と、深く観察・考察しようという気持ちになりました。ただできないと漠然と判断するのではなく、どの分野に苦手がありそうか、どの力でそれをカバーできそうかをよく考え、指導・支援に役立てたいと思います。