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教育研究所ニュース
栃木市教育研究所研究所員研修会③
10月9日(木)、栃木市教育研究所研究所員第3回研修会を実施しました。今回は、児童生徒指導部会は教育支援センターを訪問し、その他3部会はこれまでの実践や今後の研究の方向性について協議しました。
研修最後には松本所長より、本研究はまとめることが目的ではなく、先生方が本気で話し合い、考えを深めることが大切だというお話をいただきました。
~振り返り、感想~
・日々の学校生活の中で、子どもたちについて気付いたことをどのように共有し、生かしていけばよいか改めて考えることができました。忙しい学校生活の中で、重要な情報を互いに共有するためにはどのようにしたらよいか、今後も考えていきたいと思いました。
・教育支援センターについて、自分自身がよく理解していない部分が多く、大変勉強になりました。子どもの状態を把握しながら対応しているところなど、私たちが学校で子どもと関わる際のヒントにもなりました。もっと多くの先生方にも知って欲しいなと感じました。
・学級づくりの根底には、帰属意識が必要だと感じました。クラスをよくしたい、このクラスで勝ちたいという意識がないと、生活でも行事でも主体的に動くことが難しく、課題意識ももちにくいのではないかと思いました。
・教科等横断的な学びの実践を聞く中で、教科の特性や目的、ねらいを授業者が明確にしておくことが大切だと感じました。また、子どもたちの実態にあわせてつまずきを把握しつつ、様々な支援の方法を模索する必要があると思いました。
かかわりパワーアップセミナー③
9月18日(木)に、今年度最後となるかかわりパワーアップセミナーを実施しました。
今回は「不登校について考える~児童生徒理解を深めるために~」というテーマで、学校教育課の指導主事による説明およびグループワークを行いました。
まず、不登校とは、どのような状態なのかを全体で確認しました。
その後、事例をもとに、児童生徒や家庭とのかかわり方、関係機関との連携について、同じグループの先生方と一緒に考えたり、ほかのグループの考えを共有したりしました。
~参加された先生方より~
・かかわり方について考えることで、家庭訪問や放課後登校、関係機関との連携について理解を深めるだけでなく、対象児童生徒に合った現時点での目標を考え、学校としてできる関わりや環境調整ができるのではないか…と考えることができました。
・事例を検討していく中で、子どもが抱える背景や本人の特性、これまでの経緯など様々な情報を集めることが、不登校対応には欠かせないと感じました。
・関係機関とつないで終わりにするのではなく、教職員や専門家、関係機関がそれぞれ連携しながら支援に当たることの大切さを改めて認識することができました。
・子どもを支援するときは、一人で考えて対応せず、ケース会議を行うなどして、複数で考えること、共通理解・共通行動=行動するところまでが大事なのだと、改めて気づかされました。
9月22日ICT活用ワンポイントレッスン④
9月22日、ICT活用ワンポイントレッスンの4回目が行われました。
今回は「生成AI」についての研修でした。
担任の先生方だけでなく、校長先生、教頭先生、教務主任の先生、事務の先生も参加してくださいました。17名の参加がありました。
まずは生成AIを使ってみましょうという内容でしたので、初めて使った先生も多かったようです。
参加した先生方の感想です。
・生成AIについて、便利であることはわかっていても、若干怖さも感じていました。今回一から教えていただき、活用してみようと前向きになれました。「知る」ということは大事なことだと感じています。学校の先生方にも紹介したいと思います。
・AIを使用することを躊躇していたので、使用方法や注意点を丁寧に説明していただき、大変助かりました。業務をサポートしていただくひとつのアイテムとして、今後活用していこうと思います。早速、起案文書の修正をお願いしてみたところ、すぐに丁寧な回答があり、業務の時間短縮にもつながりました。研修に参加させていただき、ありがとうございました。
第2回 授業づくりラウンドテーブル
7月29日(火)に第2回授業づくりラウンドテーブルが開催され、夏休み中にもかかわらず多くの先生にご参加いただきました。
第2回は、前回とは話合いの形を少し変えて、トピックについて話し合っていただきました。 3グループに分かれて、模造紙に出てきた意見を書き留めながらの話合いでしたが、それぞれのグループで話題に挙がる内容には共通点相違点があり、グループで出てきた話題を共有することでさらにトピックについての多角的な見方が深まった様子がありました。
実際の授業では児童生徒が話合いを行い、先生はファシリテート役となりますが、トピックについて話し合ってみることで、児童生徒の反応を予想したり、どの教科のどの学習内容とつながるのかという教科等横断の視点で考えたりすることにつながっていました。
<参加された先生より>
・前回の研修では、話合いを通して個人の意見が変わるというプログラムでしたが、今回の研修では、班の中で意見を広げる内容だったので、違ったプログラムの形があることを学びました。
・正解に縛られない、正解のない問題を考え、話し合うことで学びが深まることを体験を通して感じました。自分と人はだいぶ違うことを考えているんだなと思いました。そんな体験をするためには、話し合うテーマがカギになり、学校に帰ったら、テーマが児童の学びを深めるために有効だったかを話し合いたいと思いました。
・私たち大人が体験したことと、現場で小学生がすることには当たり前ですが差があり、こんなに上手く盛り上がらないかもしれません。松本所長が話されたように、教師がその物足りなさに耐えることを忘れないようにしたいです。子どもを信じて任せるというお話も心に残りました。これは若手教員に対しても相似形だと思いました。
かかわりパワーアップセミナー②
7月3日(木)に、第2回かかわりパワーアップセミナーを実施しました。
今回は、「児童生徒理解を深めよう~事例をもとに考えよう~」というテーマで、学校教育課の臨床心理士による講話及びグループワークを行いました。
臨床心理士が示す事例をもとに、子どもの実態や、行動の背景、かかわり方等について、考えています。
また、WISCの結果をもとに、どのように子どもと関わることが大切かについても考えました。
~参加された先生方より~
・資料や事例をもとに、小学校や中学校の先生方、立場の違う先生方と話合いができとても勉強になりました。自分では見逃してしまうことや、対処のしかた、背景などたくさんの角度から見ることができました。
・子どもを理解するためにどうすれば良いかを協議できて、勉強になりました。また、困り感を抱えた子どもをどう捉えるかということも考えさせられました。
・同じ事例を見ても、人によって感じること考えることがさまざまで、おもしろいと感じました。はじめにどれも正解、というお話をいただいたので、安心して話すことができ、いろいろな考えを聞くことかできました。自分は自分の経験をもとにしか考えられないので、発見があっておもしろかったです。
・事例をもとに様々な可能性を検討することも勉強になりましたが、WISCーVの分析の仕方をご教授いただき、生徒の可能性をどのように伸ばしていったらよいかを考えるきっかけにできました。何ができるかを知るための検査であることを忘れずに、プラスな言葉かけや支援をして、困っている生徒を支えていきたいです。
・WISCの見方を簡潔に教わることができ、とても勉強になりました。個人間差と個人内差、数値のでこぼこが大きいとどのような見方ができるのか、などを学ぶことができました。目の前の児童と関わるとき、一歩立ち止まり、背景にあるのは何か、本人が困っていることは何かを考えていきたいです。
8月1日 イングリッシュサロン
今年度3回目のイングリッシュサロンのテーマは「My Dream Day」でした。
指導主事とALTのデモンストレーションをもとに、ALTと1対1でお互いに夢の1日について語り合います。
フリートークもグループトークで英会話を楽しみ、充実した90分間でした♪
7月29日 ICT活用ワンポイントレッスン
今年度3回目のレッスンは、著作権について学びました。
今回は「著作権と授業」出前講習会事業を利用し、帝京大学の天野由貴先生にお越しいただきました。
学校現場で判断に迷う事例について、大変わかりやすくお話いただきました。
参加した先生方からの質問にも丁寧にお答えいただきました。
栃木市教育研究所研究所員研修会②
6月30日(月)、栃木市教育研究所研究所員第2回研修会を実施しました。
研修に先立ち、松本所長から、参観された授業の様子についてご紹介いただきました。子どもの姿に目を向けることの大切さや、校種も学級の状況も異なる先生方が協議する中でも、分かり合えるおもしろさについて考えました。
各部会研修では、今年度の研究の方向性について熱心な協議が行われ、研修会終了後も話合いが続く部会もありました。次回の研修会までは、各校にて実践を重ねていただくことになります。
~振り返り、感想~
・初回に引き続き、自分が考えていることを他の先生方と共有できるのが不思議で、おもしろいと感じた。教育研究所の出張の機会があると、普段の授業など冷静に振り返ることができて、自分にプラスになっていることが実感できた。とてもおもしろい機会だと再認識した。
・研究テーマに迫るための話合いの中で、自分が気付かなかった視点があり、学びになった。先生方の学級への想いや考えを聞く中で、学級の雰囲気が感じ取れるようだった。担任の生徒への想いや考えが学級の雰囲気を作っていくのだと実感できた。安心感がテーマになりそうなため、さらに意識して学級経営を行っていきたい。
・昨年の課題を生かして、今後の研究の方向性を話し合うことができた。不登校対応というと、未然防止から、事後指導まで広くあり、ケースバイケースであることから、研究の方向性を決めるのは難儀だった。不登校対応については、私も悩んでいるところが大きいので、部会の先生たちとよく協議して、よい研修・研究となるようにしたい。
・校内での児童生徒情報共有では、問題行動がメインになってしまう傾向があるが、本人の頑張りや具体的な支援の方法についても共有することで、児童生徒も教師も安心して学校生活を送ることができると考えられる。今後、どのような支援情報を引き継ぎ、共有していくべきなのかを協議していきたい。
第1回授業づくりラウンドテーブル
5月30日(金)に「授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
希望研修として10年目となります今年度の「授業づくりラウンドテーブル」は、グローバル教育プログラムについて先生方と一緒に考えたり、実際にプログラムを作成したりする内容です。
第1回は、「グローバル教育プログラムとはどのようなものか?」ということについて、グローバル教育推進室の指導主事から説明し、先生方にも実際にプログラムを体験していただきました。
演習では先生方の間でトピックについての様々な考え方が交わされていました。
第2回は「グローバル教育プログラムを作成しよう」ということで、グローバル教育プログラムの授業づくりについて、先生方の理解をさらに深めていっていただくような内容を計画しております。
飛び込みの参加も大歓迎です。興味のある先生はぜひ学校教育課にお電話ください。
<参加された先生より>
・漠然としていたグローバル教育プログラムが、実際に体験したことで、イメージをもつことができました。
・「話合い・伝え合いの活動を通して、自分の意見が変わる楽しさを経験してほしい」と、私も思いました。「考えが変わったら変わったでいい」「無理に相手の考えに納得しなくてもいい」と伝えながら、児童同士が活発な活動をしていけるような授業をしたいと思います。
・実際に生徒役として話合いに参加してみると、場面ごとにやってみたい活動や調べてみたい事柄について生徒目線で考えることができました。次は教師目線でどうしたら話合いが活発になり、より深まるのか考えてみたいと思いました。人と話すことには意味があるということを実感し、子どもたちにも体験してほしいと感じました。
イングリッシュ・サロン①
6月6日(金)教育研究所にて、今年度1回目のEサロンが行われました。
参加者、ALT、スタッフ合わせると30名近くが集まり、熱気あふれる研修会となりました。
ウォームアップは、「What is your favorite place in Japan?」
タブレットやスマホを使って、写真や動画を示しながら、お互いにお気に入りの場所を伝え合いました。
メインの活動は、6年生のゴールの活動「Japan Tochigi Guide になろう」です。
先生方が2人組になって、自分のお勧めする場所をたくさんのALTに伝えました。
最後のフリートークは、飲み物を飲みながら、リラックスした雰囲気で、自分たちで選んだトピックについて、
和やかに英会話しました。
次回は、8月1日(金)夏休み中なので午後5時開始です。
ALTとの楽しい時間を一緒に過ごしましょう♪