教育研究所ニュース

栃木市教育研究所研究所員研修会④

11月21日(金)、栃木市教育研究所研究所員第4回研修会を実施しました。

研修に先立ち、松本所長からご挨拶をいただきました。

身に付けさせたい資質・能力の育成に向けて「主体的・対話的で深い学び」の視点から授業改善が進められている中、子どもたちに考えさせたり議論させたりする際に、前提となる知識はどの程度必要なのか、というお話がありました。カードゲームを例に、ある程度基礎的なルールが分かり、さらに子どもたちが主体的に取り組みたくなるような魅力的なものであれば、後は実際に試しながら、必要な知識を自ら求めていくのではないだろうかとお話いただき、改めて日頃の授業づくりについて振り返る機会となりました。

今回の研修会では、これまでの研究内容について各部会で協議を行った後、部会相互の情報交換を行いました。その後、再度所属する部会に戻って、自分の部会と関わりのある情報や、自分たちの研究を深めるために参考となる情報などを共有しました。

~振り返り、感想~

・他の部会との情報共有では、「学業指導」という言葉があり、私たち授業づくり部会の話は、ここにもつながっていくのではないかと思いました。部会相互に情報交換を行ったことで、研究テーマについてのヒントを得ることができました。

・目的意識、課題意識をもって活動させることが、児童の主体性に関わっていくということを改めて実感しました。具体策について、次回までにさらに練っていきたいです。

・部会で事例を出しながら話合いをする中で、自分の対応はどうだったのか、適切だったのか、視点は合っていたのかなどを振り返ることができ、よい機会となりました。また、他の部会の話を聞くことで、「自分だったら」「うちの学校だったら」という視点でも考えることができました。

・すくすくシートの活用について、現状を確認しながら深い議論ができました。小学校と中学校で活用の仕方に違いがあるのは、児童生徒との関わり方が異なっているからだと分かりました。今後は自校で改善できることを考えていきたいです。