教育研究所ニュース

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栃木市教育研究所研究所員第4回研修会

11月22日(金)、栃木市教育研究所研究所員第4回研修会を開催しました。

研修会に先立ち、松本所長からご挨拶いただきました。

 

 

 

 

今年度の公開研で見られた素晴らしい授業は、互いに支え合う学級の雰囲気が作られていたり、子どもたちが主体的に学びに向かうことができるよう十分に教材研究がされていたり、特性を理解し安心して授業に参加できる工夫がされていたり、教育研究所の4部会の研究とつながる様々な配慮が行き届いた授業であったというお話がありました。

部会ごとの研修会では、栃木市教育研究発表会での発表に向けて、3年間の実践を振り返ったり、まとめる際のポイントとなる視点を再確認したり、熱心な協議が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~振り返り、感想~

・研究の成果や課題について考えました。同じ内容で研究していても、中学校の先生と小学校の先生で視点が違っていたり、課題を思うところが様々だったりするところがとても興味深かったです。一番印象的だったことは、学校全体で児童・生徒を育てていこうという気持ちが大切だということは、みんな同じだったことです。授業づくりを通して、できることをもっと探っていきたいと思いました。

・それぞれが研究してきたことを言語化することの難しさを感じました。言語化・図式化することで、聞き手に伝わりやすい発表になるので、見てくださった方に3年間の成果が伝わるような発表にしたいと思います。

・毎回、先生方と話すことに刺激を受け、とても勉強になりました。年齢に関係なく、こんな風に安心して話せる集団を学校でもつくっていきたいと思います。同じように、職員室もそんな集団にしていきたいと感じました。

・部員の皆さんと話し合うことで、これまでの研究を振り返るだけでなく自分の考えが整理できるので、今回も有意義な時間を過ごすことができました。新たな気付きもたくさんあってよかったです。

 

 

第4回 授業づくりラウンドテーブル

11月1日(金)に「第4回授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
今回のラウンドテーブルでは、以前に話題に上がった授業を実際に実践してみてどうだったかというお話や、社会科のふるさと学習で地域の人材を活用して授業をしてみたというお話など、実践の報告がありました。
また、国語の「読むこと」と「書くこと」のつながりを意識しながら、単元のゴールを見すえて授業づくりをしていくには、という話題も出てきました。目的意識をもって読み、書くことの授業で活用するという流れを念頭に置いて授業をすることで、授業者もこの教材で何を教えるのかという目的からずれずに授業ができるのではないかという話がありました。
色々な視点から授業づくりについての話が交わされた回となりました。

次回の第5回授業づくりラウンドテーブルは2月6日(木)18:30~教育研究室で行います。次回はいよいよ最終回です。今年一年を振り返ってみての成果や、次年度に生かしていきたいことなどを話題にしながらラウンドテーブルを行う予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。

<参加された先生より>
・書くことについては指導する上で悩むことが多かったので、いろいろなお話を伺えてとても参考になりました。
・教材研究をほとんどしていない状態で来てしまいましたが、たくさんのアドバイスをしていただき、これからの授業に生かせそうな気がしてきました。
・国語では、自分の中から作り出すことが大切なのではなく、使い方、活用の仕方を身に付けさせていくにはどうするかということを考えていきたい。

第3回 授業づくりラウンドテーブル

9月12日(木)に「第3回授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
今回は4年生の国語の教材である「ごんぎつね」について、じっくりと話をする回となりました。一つの教材について色々な視点から考えていくことで、授業をどのように展開していくとよいのか、また、この単元で何を学習させたいのか、ということが見えてきたり、色々な授業のアイデアを出し合うことにもつながりました。

第4回からは11月1日(金)18:30より、教育研究室で開催の予定です。
ぜひ、授業で悩んでいるところ、これから行う単元で迷っているところなども含め、話し合いたい教材や指導案をお持ちいただき、授業についてじっくり話していきましょう。

 

<参加された先生より>
・ICTを使うことを優先するのではなく、「ごんぎつね」の単元を研究して何を教えたいのか、その上でICTを活用したほうが学びにつながる場面での活用を考えていきたい。
・1つの教材に対して本当にじっくりと話すことができたのでよかったです。教材の背景を知っておくと、児童の言葉、つぶやきが拾いやすくなって、授業の幅が広がると感じました。

第2回 授業づくりラウンドテーブル

7月23日(火)に「第2回授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
今回は、参加された先生方が持ち寄った教材や指導案などをもとに、授業づくりについてじっくりとお話をいただく時間となりました。

今回は偶然にも国語の授業についてお持ちいただいた先生方が多かったのですが、国語の授業におけるICT活用や、単元を通してどのような活動を設定するか、また、活動の目的や相手意識をどう設定するかということが話題に上がりました。
さらに、一つの教科だけでなく、総合的な学習時の時間を軸に置いた教科横断的な学びについての話題もあり、現在栃木市が進めているグローバル教育プログラムにつながるような内容のラウンドテーブルとなりました。

第3回からは9月12日(木)18:30より、教育研究室で開催の予定です。
次回も話したい授業の教材や相談したい指導案、ワークシートなどを持ち寄って、ラウンドテーブルを行っていきます。
飛び込みの参加も大歓迎です。興味のある先生はぜひ学校教育課まで電話ください。

<参加された先生より>
・5年目研修でICTを活用した授業を行う予定だが、ICTを使うための授業ではなく、子どもの学びが深められるようにICTの良さを生かして授業をしていきたいと思う。
・様々な教科が横断的につながる話題が多く、教科や単元だけでなく、年間を見通して教えていくことの重要性を改めて感じました。
・相手意識をどこに設定するかによって子どもたちのやる気も変わってくることが分かりました。楽しい授業になるよう指導案を考えたいです。

第1回 授業づくりラウンドテーブル

5月13日(月)に「授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
先生方が集まって授業について意見を交わすことのできる「授業づくりラウンドテーブル」は今年で9年目となります。

今年度から、場所を教育研究室に移しまして、年間5回の予定で開催してまいります。
今回は、先生方の授業についての思いや悩みなども自由にお話ししていただく予定でいましたが、各班で、児童生徒指導や学級経営と授業とのかかわりや、道徳の授業における悩みなど、授業づくりに関する深い話題が聞こえてきました。

第2回からはそれぞれの先生が話したい授業の教材や相談したい指導案、ワークシートなどを持ち寄って、ラウンドテーブルを行っていきます。
飛び込みの参加も大歓迎です。興味のある先生はぜひ学校教育課にお電話ください。

 

<参加された先生より>
・道徳の授業で出た児童の「もやもや」について、「なぜもやもやするのか」をよく考えさせたいと思います。
・授業づくりだけでなく、日々の自分の悩みを共有でき、これからに生かしていけそうなアドバイスもいただけてよかったです。さっそく、明日から実践してみたいと思います。
・児童指導と授業はつながっていると感じました、①目指す児童像をもって、長いスパンで子どもと関わること、②子どもの思いや学びの過程を大切にした自由度の高い指導項目を持つことが大切だと感じました。

ICT活用ワンポイントレッスン⑤

 10月17日(木)に第5回ICT活用ワンポイントレッスンを実施しました。
今回のテーマは、「Microsoft Teamsを使った反転学習体験」です。学校教育課グローバル教育推進室長より、Microsoft Teamsを使った授業体験や新機能についての説明がありました。参加された先生方は、チームの作成や課題の出し方、音読での活用の仕方など、児童生徒と先生役に分かれタブレット端末を実際に操作しながら、実習を行いました。

Microsoft Teamsをもっと活用したい、様々な活用事例を知りたいという場合は、グローバル教育推進室までご相談ください。ICT活用支援として、様々なサポートができます。


【参加者の振り返りより】
・Teamsの課題から、音読の練習や調べ学習をする課題が出せることに驚きました。知ることができよかったです。現在、1年生を担任しており、Teamsに触れる機会がないと感じていたので、簡単な課題から取り組み、できることを増やしていけたらいいなと感じました。

・Teamsを使う機会が今まであまりなかったため、自分のクラスがあるのを知りつつも活用できずにいました。今回基本的なことから様々な活用法まで、教員目線と児童目線で試すことができ、とても参考になりました。自分でいじってみても楽しかったので、子どもも楽しく課題に向き合えるのではないかと思います。使いどころを見極め、有意義に活用できるよう、たくさん試しながら身に着けていきたいです。

・Teamsは、普段から様々な場面で使用する機会がありましたが、教員同士の連絡や儀式で使用することが多く、児童とのやり取りで使うことはほとんどありませんでした。職場に戻ったら、さっそく紹介します。

・今年度ICTレッスン参加し、授業などで生かせることを教えていただきありがとうございました。得意でないけれど、参加してついていけるか…と思いながらの参加でしたが、できないからこそ、参加してよかったです。

 

ICT活用ワンポイントレッスン④

 9月19日(木)に第4回ICT活用ワンポイントレッスンを実施いたしました。
 今回のテーマは「L-Gateの活用法」です。栃木市では、10月より学習eポータルのL-Gateの運用が始まります。L-Gateを経由し、文部科学省が運営するMEXCBT(メクビット)を利用することができます(全国学力・学習状況調査にてCBTを実施する場合、この機能を利用することになります)。また、L-Gateには、児童生徒がタブレット端末にてインターネットを利用する上でのポータルサイト(さまざまなサイトへの玄関口となるサイト)としての役割があります。将来的には、デジタル教科書やドリル教材、WEBサイト等のURLを登録し、学習eポータルを経由してそれぞれのサイトを利用することで、児童生徒のコンテンツ利用状況などを把握することができます。

 今回の研修では、L-Gateを運営している株式会社内田洋行の方より、「L-Gateで何ができるのか」というテーマで、講話・演習を行っていただきました。また、参加された先生方は、タブレット端末を実際に操作しながら、操作の仕方や新機能についての実習を行いました。

 L-Gateをもっと活用したい、様々な活用事例を知りたいという場合は、グローバル教育推進室までご相談ください。ICT活用支援として、様々なサポートができます。

 

 

【参加者の振り返りより】
・L-Gateとはなんだろうというところから始まりましたが、今日の研修を通して基本的な使い方がわかったので、活用していきたいと思いました。実際に操作していく中で、理解していく部分や疑問に思う部分が出てくると思うので、まずは触ってみたいと思いました。
・10月から栃木市でも導入されるL-Gateの使い方や便利な機能を学ぶことができてよかったです。特に児童に人気の本を無料で閲覧ができることや、学力テストの過去問の演習ができることは、児童の学びや、教員の負担軽減につながり便利であると思いました。
・教師と児童がほとんど同じ画面というところにまず魅力を感じました。一斉に指導をするとき、どうしても児童のタブレットはTVと繋げられないため困ることが多かったです。しかし、同じ画面を示すことができれば、短時間で指導することができると思いました。また、テストの自動採点があることに魅力を感じました。テスト関係のデータが多くあったので、児童の実態にあったものを選べると思いました。

 

栃木市教育研究所研究所員第3回研修会

10月8日(火)、第3回研究所員研修会を開催しました。
研修に先立ち、松本所長よりご挨拶いただきました。
先生方の教育観はそれぞれ異なっているため、研究所員の先生方が教育について語り合ったこと、感じたことを各校で他の先生方に伝え、広めていくことが大切だというお話をいただきました。

部会研修では、各部会の研究テーマについて、それぞれが実践したことを持ち寄り、協議しました。また、栃木市教育研究発表会における各部会の発表についての方向性も話し合いました。

 ~振り返り、感想~

【授業づくり部会】
 3年間、年に数回しか会わないメンバーだったが、本当にたくさんのことを学ばせていただいたと改めて感じました。研修会では、たくさんのことを話すが、正直話合いが進んでいるのかいないのかあまりつかめないままだったと感じることもあったが、今日振り返ってみると、ちゃんと検討しながら進んできたんだと感じることもできました。これから発表の準備をしていくと、さらにもっと深く考えていけるんじゃないか、考えていかないといけないと考えています。

【学びに向かう学級づくり部会】
 研究を続けてきて、最初と今では学級目標への認識が変わったように思います。学校→学級→個人へと目標を落とすことで安心感につながること、学級目標を決めるサイクルの重要性など、学ぶことがとても多かったです。

【児童生徒指導部会】
 今回の研修では、発表の方向性を絞ることができたので良かったです。細かい部分ではまだまだ検討する余地があるため、今後の話合いの中で詰めていくようにしたいと思います。視聴してくださる先生方が視聴した後、何か残るような内容にしていきたいと考えています。

【特別支援教育部会】
 授業のねらいに子どもたちが色々な方法でたどりつくことができる授業デザインが大切であるということを再確認できました。小学校の様子と中学校の様子は異なりますが、子どもたちと本音を交わし合い、授業者も子供たちの声を受け入れて授業改善に取り組んでいく姿勢がとても大切だと感じました。一方的にこの授業が良いだろうと思っていても、子どもたちはそう感じていないこともあるので、子どもたちの声を聴く機会を作っていけたらと思います。

ICT活用ワンポイントレッスン③

 7月25日(木)に第3回ICT活用ワンポイントレッスンを実施しました。
 夏休み中にもかかわらず、過去最多となる30名以上の小中学校の先生が参加してくださいました。
 今回のテーマは、「eライブラリの活用法」についてです。藤岡中学校の先生による実践事例発表では、朝の学習や授業での活用方法・教員の業務改善に関わる内容であり、効果的な場面・方法を研究・実践し、共有することが大切というお話をいただきました。
 その後、eライブラリを運営しているラインズ株式会社の方より、「すぐに役立つeライブラリの便利機能について」というテーマで、講話・演習を行っていただきました。参加された先生方は、児童生徒と先生役に分かれ、タブレット端末を実際に操作しながら、操作の仕方や新機能についての実習を行いました。

 eライブラリをもっと活用したい、様々な活用事例を知りたいという場合は、グローバル教育推進室までご相談ください。ICT活用支援として、様々なサポートができます。

 

   

【参加者の振り返りより】
・使い方のわからない機能がたくさんあったけど、一つずつ丁寧に解説いただいたため、2学期からの活用が楽しみになりました。漢字の手書き機能は朝学習で、カード機能はかけ算の学習で活用したいと思います。また、学級の児童にあまりタブレットを触らせる機会がないため、活用事例を参考に朝学習等積極的に活用していきたいです。

・eライブラリについて、自分の学級ではドリル機能しか使えていなかったので、今回のお話はとても参考になりました。すぐに実践できそうなことばかりだったので、2学期以降の学級経営、授業づくりに役立てていきたいです。特に、漢字の書き順を確認してくれる機能がよかったです。

・今年度赴任して、朝の学習での活用について実際にeライブラリを使用しています。最初こそ、一斉単元学習の指示やグループ設定など戸惑いましたが、慣れてしまうと隙間時間で設定できるのでそこまで負担にはならないかなと思います。

・eライブラリの有効な活用方法を考案し、働き方改革につなげることが大切だと感じました。ただの教材のユーザーになるのではなく、常に学びの視点をもち、授業の目標を考えながら、どの場面で、どの教材を使えば、生徒にとっての最適な学びにつながるかを考えることが必要など思いました。

・これまで、子どもたちが単元を自由に選んで学習する場面が多かったですが、今回収録教材を見せていただいたり、資料の配布の仕方を教えていただいたりしたので、明日から学習に活用させていただきたいと思いました。

栃木市教育研究所 研究所員研修会②

7月4日(木)、栃木市教育研究所研究所員研修会第2回を開催しました。

研修に先立ち、研究所長よりご挨拶いただきました。

4つの部会は密接に繋がっているため、それぞれが別々ではなくスクラムを組んで研究を進めていくことについてお話がありました。

部会に分かれた後は、1学期に各校で実践したことや研究テーマについて考えたことを話し合いました。

後半は、部会相互の情報交換を行い、他の部会での協議内容を確認しました。

 

その後自分の部会で共有しながら、今後の研究の方向性について再確認しました。

 

~振り返り、感想~

【授業づくり部会】

 いろいろな部会で話題になったことがわかり、とてもおもしろかったです。どの部会でも安心感がキーワードになっているように感じました。授業づくり部会では、授業を通しての安心感を研究していきたいと思います。特に子供たちが興味をもてるような課題設定について、個人的にも取り組んでいきたいと思います。

【学びに向かう学級づくり部会】

 部会相互の情報交換をした際に、学級づくり部会でも出ていた「安心感」がどの部会でもキーワードとしてあがっていて、やはり子供たちが安心して学校に来られることがすべての基盤になっているのだなということを改めて感じました。発表の方向性が決まったので、それにむけて学級目標を活用していきたいです。

【児童生徒指導部会】

 今回の研修では、今までの話合いの内容を振り返りながら今後どのようにまとめていくか話合いをすることができて良かったです。今後、10月までにどのようにまとめるか考えていきたいと思います。

【特別支援教育部会】

各学校の取組、実践を知ることができて学びが広がりました。部会相互の情報交換の時間では、他の部会との共通点も見つかり、いろいろな点で関わっていることを改めて学びました。特別支援教育部会では、ねらいに向かうためには一人一人が必要としている手立てが違うということを話しました。明日からの授業でまた一人一人に目を配り、実践していきたいと思います。