教育研究所ニュース

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栃木市教育研究所研究所員第5回研修会

2月6日(木)、栃木市教育研究所研究所員第5回研修会を開催しました。

研修会に先立ち、松本所長からご挨拶をいただきました。

研究所員の先生方の成長こそが、研究の成果であり、研修会で話題になった授業づくりの考え方や課題との向き合い方、人とのつながり方などについて、各校でも広めて欲しいというお話がありました。

部会ごとの研修会では、今年度の研究についての成果と課題、今後さらに研究していきたいことなどを協議し、その後、各部会からの報告を行いました。

 

研修の最後には、松本先生より、浅草の浅草寺本堂に掲げられている扁額に彫り込まれた「施無畏(せむい)」という言葉について触れながら、私たちは日頃何に対して不安や恐怖を感じているのか、過剰に恐れていることはないかと改めて考えてみることや、自分の思い込みを取り除いて、困ることも楽しんでみることについて、お話がありました。

 

 

~振り返り、感想~

・多くの先生方の取組を教えていただいたり、教材や授業の展開について話し合ったりしてきたが、その時間がとても充実していて、たくさんのことを学ばせていただいたんだと感じた。そう考えると、普段子どもたちの成長のために、PDCAサイクルを意識してやっているが、自分たちの学びも同じようにやっていくことで、まだまだ成長できるかもしれないと感じた。私たちも学びを止めず、考え続けることが子どもたちの成長につながると信じ、これからも研究を続けていきたい。また、それを広げる役目を果たせるよう頑張ってみたい。

・小学校と中学校の両面からの視点で研究を重ねられるこの研究所は、大変意義のある活動だった。これから長い教員人生の礎として、大切にするとともに、多くの人にこの研究を広め、共有していきたい。そして、学び続ける教員でありたいと思った。

・1年間を通して、児童指導の専門性を高めることができた。この研修会に参加するまでは、SSWやSCに繋げば事態は好転すると考えていたが、ケース会議等で方向性を決めていかないと、外部につなげてもうまくいかないことが分かった。学んだことを学校で共有していきたい。

・話合いの中で、子どもが「分からない」と言える「ベースとなる安心感」も大切であるという視点を得た。今日で研修会は終わりとなるが、「手立てを与えるのではなく、自ら選択できるための取組」について、普段の授業の中でも追究していきたい。

 

 

 

栃木市教育研究所研究所員第4回研修会

11月22日(金)、栃木市教育研究所研究所員第4回研修会を開催しました。

研修会に先立ち、松本所長からご挨拶いただきました。

 

 

 

 

今年度の公開研で見られた素晴らしい授業は、互いに支え合う学級の雰囲気が作られていたり、子どもたちが主体的に学びに向かうことができるよう十分に教材研究がされていたり、特性を理解し安心して授業に参加できる工夫がされていたり、教育研究所の4部会の研究とつながる様々な配慮が行き届いた授業であったというお話がありました。

部会ごとの研修会では、栃木市教育研究発表会での発表に向けて、3年間の実践を振り返ったり、まとめる際のポイントとなる視点を再確認したり、熱心な協議が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~振り返り、感想~

・研究の成果や課題について考えました。同じ内容で研究していても、中学校の先生と小学校の先生で視点が違っていたり、課題を思うところが様々だったりするところがとても興味深かったです。一番印象的だったことは、学校全体で児童・生徒を育てていこうという気持ちが大切だということは、みんな同じだったことです。授業づくりを通して、できることをもっと探っていきたいと思いました。

・それぞれが研究してきたことを言語化することの難しさを感じました。言語化・図式化することで、聞き手に伝わりやすい発表になるので、見てくださった方に3年間の成果が伝わるような発表にしたいと思います。

・毎回、先生方と話すことに刺激を受け、とても勉強になりました。年齢に関係なく、こんな風に安心して話せる集団を学校でもつくっていきたいと思います。同じように、職員室もそんな集団にしていきたいと感じました。

・部員の皆さんと話し合うことで、これまでの研究を振り返るだけでなく自分の考えが整理できるので、今回も有意義な時間を過ごすことができました。新たな気付きもたくさんあってよかったです。

 

 

第4回 授業づくりラウンドテーブル

11月1日(金)に「第4回授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
今回のラウンドテーブルでは、以前に話題に上がった授業を実際に実践してみてどうだったかというお話や、社会科のふるさと学習で地域の人材を活用して授業をしてみたというお話など、実践の報告がありました。
また、国語の「読むこと」と「書くこと」のつながりを意識しながら、単元のゴールを見すえて授業づくりをしていくには、という話題も出てきました。目的意識をもって読み、書くことの授業で活用するという流れを念頭に置いて授業をすることで、授業者もこの教材で何を教えるのかという目的からずれずに授業ができるのではないかという話がありました。
色々な視点から授業づくりについての話が交わされた回となりました。

次回の第5回授業づくりラウンドテーブルは2月6日(木)18:30~教育研究室で行います。次回はいよいよ最終回です。今年一年を振り返ってみての成果や、次年度に生かしていきたいことなどを話題にしながらラウンドテーブルを行う予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。

<参加された先生より>
・書くことについては指導する上で悩むことが多かったので、いろいろなお話を伺えてとても参考になりました。
・教材研究をほとんどしていない状態で来てしまいましたが、たくさんのアドバイスをしていただき、これからの授業に生かせそうな気がしてきました。
・国語では、自分の中から作り出すことが大切なのではなく、使い方、活用の仕方を身に付けさせていくにはどうするかということを考えていきたい。

第3回 授業づくりラウンドテーブル

9月12日(木)に「第3回授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
今回は4年生の国語の教材である「ごんぎつね」について、じっくりと話をする回となりました。一つの教材について色々な視点から考えていくことで、授業をどのように展開していくとよいのか、また、この単元で何を学習させたいのか、ということが見えてきたり、色々な授業のアイデアを出し合うことにもつながりました。

第4回からは11月1日(金)18:30より、教育研究室で開催の予定です。
ぜひ、授業で悩んでいるところ、これから行う単元で迷っているところなども含め、話し合いたい教材や指導案をお持ちいただき、授業についてじっくり話していきましょう。

 

<参加された先生より>
・ICTを使うことを優先するのではなく、「ごんぎつね」の単元を研究して何を教えたいのか、その上でICTを活用したほうが学びにつながる場面での活用を考えていきたい。
・1つの教材に対して本当にじっくりと話すことができたのでよかったです。教材の背景を知っておくと、児童の言葉、つぶやきが拾いやすくなって、授業の幅が広がると感じました。

第2回 授業づくりラウンドテーブル

7月23日(火)に「第2回授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
今回は、参加された先生方が持ち寄った教材や指導案などをもとに、授業づくりについてじっくりとお話をいただく時間となりました。

今回は偶然にも国語の授業についてお持ちいただいた先生方が多かったのですが、国語の授業におけるICT活用や、単元を通してどのような活動を設定するか、また、活動の目的や相手意識をどう設定するかということが話題に上がりました。
さらに、一つの教科だけでなく、総合的な学習時の時間を軸に置いた教科横断的な学びについての話題もあり、現在栃木市が進めているグローバル教育プログラムにつながるような内容のラウンドテーブルとなりました。

第3回からは9月12日(木)18:30より、教育研究室で開催の予定です。
次回も話したい授業の教材や相談したい指導案、ワークシートなどを持ち寄って、ラウンドテーブルを行っていきます。
飛び込みの参加も大歓迎です。興味のある先生はぜひ学校教育課まで電話ください。

<参加された先生より>
・5年目研修でICTを活用した授業を行う予定だが、ICTを使うための授業ではなく、子どもの学びが深められるようにICTの良さを生かして授業をしていきたいと思う。
・様々な教科が横断的につながる話題が多く、教科や単元だけでなく、年間を見通して教えていくことの重要性を改めて感じました。
・相手意識をどこに設定するかによって子どもたちのやる気も変わってくることが分かりました。楽しい授業になるよう指導案を考えたいです。