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2025年2月の記事一覧
栃木市教育研究所研究所員第5回研修会
2月6日(木)、栃木市教育研究所研究所員第5回研修会を開催しました。
研修会に先立ち、松本所長からご挨拶をいただきました。
研究所員の先生方の成長こそが、研究の成果であり、研修会で話題になった授業づくりの考え方や課題との向き合い方、人とのつながり方などについて、各校でも広めて欲しいというお話がありました。
部会ごとの研修会では、今年度の研究についての成果と課題、今後さらに研究していきたいことなどを協議し、その後、各部会からの報告を行いました。
研修の最後には、松本先生より、浅草の浅草寺本堂に掲げられている扁額に彫り込まれた「施無畏(せむい)」という言葉について触れながら、私たちは日頃何に対して不安や恐怖を感じているのか、過剰に恐れていることはないかと改めて考えてみることや、自分の思い込みを取り除いて、困ることも楽しんでみることについて、お話がありました。
~振り返り、感想~
・多くの先生方の取組を教えていただいたり、教材や授業の展開について話し合ったりしてきたが、その時間がとても充実していて、たくさんのことを学ばせていただいたんだと感じた。そう考えると、普段子どもたちの成長のために、PDCAサイクルを意識してやっているが、自分たちの学びも同じようにやっていくことで、まだまだ成長できるかもしれないと感じた。私たちも学びを止めず、考え続けることが子どもたちの成長につながると信じ、これからも研究を続けていきたい。また、それを広げる役目を果たせるよう頑張ってみたい。
・小学校と中学校の両面からの視点で研究を重ねられるこの研究所は、大変意義のある活動だった。これから長い教員人生の礎として、大切にするとともに、多くの人にこの研究を広め、共有していきたい。そして、学び続ける教員でありたいと思った。
・1年間を通して、児童指導の専門性を高めることができた。この研修会に参加するまでは、SSWやSCに繋げば事態は好転すると考えていたが、ケース会議等で方向性を決めていかないと、外部につなげてもうまくいかないことが分かった。学んだことを学校で共有していきたい。
・話合いの中で、子どもが「分からない」と言える「ベースとなる安心感」も大切であるという視点を得た。今日で研修会は終わりとなるが、「手立てを与えるのではなく、自ら選択できるための取組」について、普段の授業の中でも追究していきたい。