教育研究所ニュース

2020年8月の記事一覧

今年度初の教育研究所研究所員研修会を実施しました。

 今般のコロナ禍のため、1学期、夏休みの研修についてはほとんどのものが中止となりましたが、感染症予防対策を講じた上での研修会の実施が少しずつ始まりました。

 8月12日(水)教育研究所研修所員の第1回研修会が実施されました。
今年度は夏休みも大変短い中での実施でしたが、このような状況の中でできること、必要なことは何かということを考えるためにも、この研修会はとても大事なものとなりました。
 今年度は3年間の研究の2年目にあたります。25名の研究所員の先生方のうち、新しく今年度から研究所員になられた方は7名です。昨年度1年間の研究の流れや成果を確認した後、今年度の研究の方向性や計画について協議いたしました。


【それぞれの部会の振り返りより】
〇 授業づくり部会
 昨年度の成果、課題により考えた「単元を通して」を意識する場面について意見交流を行った。その中で、見通しをもった導入や振り返りの活動、単元の構成の工夫などのについて協議を行った。特に単元の最後に振り返る活動が、子どもの「できた、わかった」を実感できるために必要ではないかという話題が上がった。
〇 教材開発部会
 昨年度から「思考」を深めるための教材の紹介ができるよう、今年度は授業参観を中心に、いろいろな教材や思考の場面について考えていく方向性を確認した。
 第1回目の顔合わせで新しいメンバーも増え、でまた研究が深めていけるよう今年度もがんばります!!
〇 学びに向かう学級づくり
 今年度初めて集まって、研究の方向性について話し合うことができて有意義なじかんとなりました。このような状況の中で、昨年度の研究を生かせない部分もありますが、今できること、必要なことを考えて実践していきたいと思います。
〇 児童生徒指導部会
 コロナ禍における長期休校によって、不登校生徒や心の健康を損なってしまっている子どもが増えている地域とそれほどはない地域があることが分かりました。他校の先生方と話すことで現状が広く見え、情報を共有しながら指導に生かしていきたい思いました。
〇 特別支援教育部会
 研究課題のテーマ設定、昨年度までの実践報告、次回までの課題の確認などを行いました。それぞれのクラスの困り感を共有することができました。自分の学校に持ち帰って、学んだことを試してみたいと思います。