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2025年8月の記事一覧

学力向上研修③

8月5日(火)今日は学力向上研修3回シリーズの最終回です。今日のテーマは「対話的な学び」です。第Ⅰ部は、言語活動と生徒指導との関係について考えました。

「対話的な学び」に欠かせない「言語活動」は、学習指導以外にも、生徒の自己指導能力を育成する上で欠かせないものです。この「言語活動」をより効果的に行うには、ペアやグループとクラス全体ではどちらの方がより自然で適しているでしょうか。

 

答えは、「全体」です。

生徒にとって、学級は社会の縮図です。学級の中では多数がいるからこそ個性が発揮され、多くの人に意見を真剣に聞いてもらうことで自己存在感を得やすいという点があります。安心・安全と感じることのできる学級の中で、だれもが他者の意見を尊重し、考えをを自由に表現できる環境をつくることで、共感的な人間関係が形成され、その中で生徒は自己決定することができます。

良い学級では、学級の中で言語活動が活発に行われます。多様な意見を否定せず、建設的な議論ができ、互いの信頼関係が深まるためです。言語活動を行うにあたっては、教師の指導の下、より良い話し合いを成立させ、実践していくことの大切さを学びました。これは学校・学級に限らず、職員室でも、職場や集団においても言えることですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第Ⅱ部は数学と英語の模擬授業を行いました。数学では、「富士山の山頂はどれくらい遠くから見えるかを計算で求めよう。」英語では、「アンケート結果について、集めた情報を比較して発表しよう」 これらの模擬授業は、2学期の一人一授業の一部分を取り出したもので、私たち教員が生徒役になり、感じたことや疑問に思ったことを述べ合いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は座談会です。今日は学力向上推進リーダーの中山先生のお話から始まりました。今回も「教育について」全員が熱く語りました。教員になったばかりの頃の話や自らの専門性を高めること、他教科の話を聞く面白さなどについての話が出ました。こうして異なる世代の教職員が語り合うというのは、あまりないことです。それだけに、それぞれの思いをみんなで共有することができ、有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、この夏3回の学力向上研修を終えるにあたって、校長先生のご挨拶をいただきました。今回の研修は、校長先生と学力向上推進リーダーの中山先生で、昨年度末から考え計画されていたとのことです。今回の研修で学んだことを振り返り、各自の授業づくり・学級経営等に生かしてください。先生方、お疲れ様でした!