日誌

学校ニュース

グローバル教育講演会@皆川中学校

2月13日(金)午後、栃木市教育委員会グローバル教育推進室主催の講演会が行われました。

 

この講演会は、自分が生まれ育った地域を離れ、様々な経験を積み、活躍している人の経験を聞くことで、多様な考え方に触れ、自分の生き方に生かそうとする態度の育成を目的としています。

今回、マレーシアでご活躍中の中島 薫様を講師にお招きし、「栃木から海外へ ~迷いながらも広がっていった世界~」と題したお話をいただきました。また、中島様が本校の卒業生であることから、皆川中学校を会場として、栃木東中、栃木西中、寺尾中、藤岡中、西方中をオンラインでつないだ講演会となりました。

中島様は、大学で社会学について学んでおられた時にマレーシアでの1年間の留学を体験され、そこで自分の「好き」を見つけました。その後大学院に進み、京都で就職したときにコロナの流行が始まり、思うように外に出られない時期を経験しました。コロナ終息後に在マレーシア日本大使館で広報の仕事を担当し、今は現地の日本の建設会社で勤務されています。

お話の中で、「『初めて』は人生で一度きり。初めての瞬間を大切に。」「日本を離れてみてわかった栃木の良さ」、そして、「マレーシアは多民族社会であり、人種も宗教も言語も違う。みんなが違うから自分らしくいられる」といった言葉がとても心に残りました。ご自分の体験から実感された言葉には、説得力がありました。

海外を旅したり生活したりすると、日本との違いに驚くことが多々あります。日本での「当たり前」が海外ではそうではないことを思い知り、そこでふと日本を思い出し、ふるさとの美しさやすばらしさを改めて感じるものです。チャンスがあれば、いつかぜひ、中学生の皆さんにも広い世界をその目で見てほしい。世界のさまざまな文化、言語、宗教や異なるものの見方・考え方に触れた上でまた日本に戻ってきてほしいと思います。

講演の最後に、中島様から中学生の皆さんへのメッセージです。中学生だけでなく大人も、自分自身の「好き」を大切に、迷いながらも前に進んでいく勇気をいただいたような気持ちになりました。

・迷っていい、悩んでいい。(大人になっても迷う。)

・世界は広くて楽しい。面白い。

・自分自身はずっと一生、自分の一番そばにいる人。(自分を好きになろう。)

・自分を大切に。心惹かれる方へ向かっていこう。

講話の後は、本校の生徒を皮切りに、オンラインでつながった市内の中学校からたくさんの質問があり、中島様がじっくり考えつつお答えくださいました。また質問に対する中島様の回答に対して、どの生徒も自分の感想をしっかりと伝える様子に感心させられました。

最後は本校代表生徒の謝辞です。中島様のお話から考えたことを、自分の言葉で堂々と伝えていました。終了後、この生徒に話を聞きながら書いていたメモを見せてもらいました。そこには中島様の講話の中で心に残った言葉がたくさん書かれており、文章ではありませんでした。メモした言葉をつなぎ、今回の話と自分自身を結びつけた謝辞を述べており、素晴らしかったです。

中島様は今回の講演会のために一時帰国され、今日はご両親と母校である皆川中学校を訪れました。講演会後は校内を回り、懐かしそうにあちこちをご覧になっていました。今回の記念にと、先日完成した皆中オリジナルトート、勇破タンブラー、そして体育祭の時に作った皆中タオルをお渡ししました。マレーシアでお使い頂ければ嬉しく思います。

最後は皆川中学校の全校生徒が校長室から職員玄関までの廊下に集まり、校歌が流れる中、みんなで感謝の気持ちを込めてお見送りしました。自分たちの先輩がこのように世界で活躍している姿は、生徒たちの励みになったに違いありません。自分の「好き」を大切に、迷いながらも勇気を持ってチャレンジしていきましょう。

栃木市教育委員会グローバル教育推進室の皆様には、企画、運営から本当にお世話になりました。このような貴重な機会をいただき、心よりお礼を申し上げます。