日誌

2025年8月の記事一覧

栃木県少年の主張下都賀地区発表会

8月21日(木)、栃木県少年の主張下都賀地区発表会が行われました。

本校では、全校発表会での発表にて選ばれた3年谷部さんが、皆川中学校代表として参加しました。

 

夏休み中から練習に取り組み、当日はその練習の成果を十分に発揮しました。

落ち着いた様子で、「言葉の大切さ」について堂々と主張する姿は立派でした。

   

 

谷部さんには、10月に行われる皆中祭でも発表をしてもらいますので、ぜひ皆中祭に足をお運びください。

中学生広島派遣報告会

8月23日(土)とちぎ岩下の新生姜ホール(栃木市文化会館)において、本校から2名の生徒が平和大使として広島に派遣された報告会が行われました。

今年は戦後80年にあたります。栃木市内の中学2年生が栃木市を代表する平和大使として、広島平和記念式典に参列してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本校からは2名の生徒が広島を訪れ、事前学習を経て3日間の日程で学んだことを発表しました。

広島派遣団は、第1日目に広島平和記念公園を訪れて千羽鶴を奉納し、平和記念資料館を見学。2日目は平和記念式典参列、午後は宮島散策、夜に灯篭流しを行いました。3日目は平和について学び合うグループディスカッション、という大変中身の濃い3日間を過ごしました。

発表はAからEの5班に分かれて行い、まず一人目の生徒のA班は、「平和記念資料館の見学」から学んだことについて発表しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平和記念資料館には、原子爆弾の被害を受けたさまざまなものが展示されており、中にはあまりに悲惨すぎて直視できないものも数多くあります。広島第1日目の日は見学者であふれ、なかなか前に進めないほどの混雑状況であったようです。そのような中でも見学しながら心に残ったこと、学んだことなどについて、自分の言葉で伝えていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一名の生徒は、最後のE班での発表でした。E班は「平和学習の集いへの参加」についての発表でした。片柳さんは、「中高生ボランティアによる原爆被害の説明」を、堂々と伝えることができました。2人とも、この報告会のために一生懸命準備をしてきたようです。その成果が十分に発揮され、会場にいた方々も真剣に発表に聞き入っておられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また今年は新たな取組として「グループディスカッション」が行われ、日本全国の生徒たちが集まり、平和についてともに学び合う貴重な経験をしました。これからの日本を担う若い世代が一同に会し、意見交換をするというのは、とても意義深いことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教育長様からの講評の中で、「今回の広島派遣では栃木市の平和大使26名が目、耳、肌、五感で平和の大切さを胸に刻んだ3日を通して、平和のメッセンジャー特使として、皆が平和の大切さを伝えるリレーをしていく決意をしたと思う。そのためにまずできることは、自分の周りの人たちを大切にすることである。世界に平和を広げていくためにも、まず足元から行動すること。Think globally, act locally.(地球規模で考え、地域で行動する)を実践してほしい。また、物事をしっかりと見極め、判断し、行動できる大人になってほしい」という話があり、このことを2人には皆中祭の発表の中でも伝えてほしいと思います。

この後、東京九段下にある昭和館の次世代語り部、星野達哉さんによる、「残された家族~家族を戦争で失くした人たちへの思い~」と題しての講演会がありました。広島の被爆者の方々も高齢化し、事実を伝える人が年々少なくなる中、被爆体験を語り継ぐ活動が盛んに行われています。星野さんも、戦争で親兄弟を亡くした遺族の苦しみや悲しみを聞き取り、語り継ぐ活動をなさっています。穏やかな語り口調の中にも、戦争の悲惨さを風化させないという強い意志を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、2人から今回の広島派遣についての感想を聞きました。

「平和記念式典という特別な場に参加して、平和や自分のこれからについて、しっかりと考え行動していく必要があるな、と感じました。」

「今までは第二次世界大戦などは言葉では知っていてもあまり深く考えずにいましたが、広島を訪れたことで身近なことなのだと感じました。」

報告会については、「自分が思ったことを文章化して発表することができて楽しかった。」「緊張しましたが、なるべくはっきり伝えられるように観客の人の方を見るよう心掛けました。平和特使としての自覚と責任をもって、皆中祭でも伝えていきたいと思います。」と、頼もしく答えてくれました。楽しみにしていますね。2人とも、大変ご苦労様でした。

第8回しろやま会(皆川中古巣会)

8月9日(土)サンプラザにおいて、第8回しろやま会が開催されました。

古巣会というのは、学校などの組織や同窓会の集まりのことで、皆川中学校はコロナ禍中1度延期したものの、4年に1度、旧職員と現職員が顔を合わせて交流する機会を設けており、この会の名前を「しろやま会」といいます。来年度の統合を前に、今回が最後のしろやま会となります。今回は33名での開催となりました。

開会に向けて、現職員で会場の準備を行いました。思い出に残るしろやま会になるよう、みんなで力を合わせます。                                        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ開会です。会のはじめに、出席者全員で記念写真撮影を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しろやま会会長第17代校長癸生川壯様からのごあいさつ、お亡くなりになった先生方への黙祷のあと、藤間校長先生から、現在の皆川中学校や生徒たちが毎日生き生きと活動している様子などをご紹介いただきました。

会に参加された皆様方とお話する中で、皆様が本当に皆川中学校を大切に思い、当時の楽しかった学校の様子を語ってくださる様子を拝見し、歴史と伝統ある本校を誇りに思うとともに、日一日と閉校に向かうことにさみしさを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

須釜前教頭先生も駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会の途中で、皆川中学校開校当時から現在に至るまでの思い出スライドを上映しました。会場のあちこちから当時を懐かしむ声や笑い声が聞こえ、大盛況でした。

会を締めくくる、皆川中学校校歌の斉唱です。伴奏は音楽科の椎名先生が担当しました。皆川中学校で繋がる全員が声を合わせて歌う校歌は、本当に心に響きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会の締めに、第18代校長石嶋和夫様から、最後のしろやま会開催にあたって本校職員への労いのお言葉をいただきました。

皆川中学校の歴史とともに歩んできたこの「しろやま会」。今回多くの皆様とお会いして、楽しい時間を過ごすことができ、職員一同感謝の気持ちでいっぱいです。ご多忙のところご出席いただきました皆様、本当にありがとうございました。皆様のご健康とさらなるご活躍をお祈りいたします。

いじめ防止こどもフォーラム参加

8月7日(木)オンラインで「あったか栃木 いじめ防止こどもフォーラム」が開催されました。

このフォーラムは、「いじめを生まないために、私たちにできること」をテーマに、高校生・大学生ボランティアのコーディネートで、小・中学生がいじめ問題について考え、議論することを通して、いじめ防止に向けた意識の向上を図る目的で開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本校からは、生徒会長、副会長が参加し、皆川中の取組を紹介しました。

皆川中では、11月に、「あったか皆川いじめ防止集会(全校道徳集会)」を実施する予定です。全校生徒を縦割り班に分け、3年生が中心となり、「いじめを生まないために私たちができること」について、話し合い活動を行います。

他校から、縦割り班を作る上での難しさについて質問されると、「3年生がリーダーシップをとり、全員が自分の意見を述べ、共有できる雰囲気作りをしている。」と、堂々と答えていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教育長様からは、「協議では、小学生も中学生も、立派な態度で参加していた。いじめを生まないために、多様性を受容し、互いの違いを認め、その違いを尊重し合うことが大切である。」との講評をいただきました。

フォーラム終了後、校長室で今回参加しての感想を校長先生に報告しました。二人とも、他校の生徒とのやりとりを通して、多くのことを学んだようです。

いじめを防止するには、「安心感」のある環境が必要です。あいさつとは、相手の存在を認めていることを伝え、心を開く第一歩です。皆川中学校では、「自分から 相手に伝わる声で 何度でも」の合い言葉の下、全校で実践していることが、学年の枠を越えてよい雰囲気をつくっているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人とも、とてもすばらしいフォーラムに参加し、貴重な体験をすることができました。今回学んだことを,皆川中のみんなに伝えてくださいね。

学力向上研修③

8月5日(火)今日は学力向上研修3回シリーズの最終回です。今日のテーマは「対話的な学び」です。第Ⅰ部は、言語活動と生徒指導との関係について考えました。

「対話的な学び」に欠かせない「言語活動」は、学習指導以外にも、生徒の自己指導能力を育成する上で欠かせないものです。この「言語活動」をより効果的に行うには、ペアやグループとクラス全体ではどちらの方がより自然で適しているでしょうか。

 

答えは、「全体」です。

生徒にとって、学級は社会の縮図です。学級の中では多数がいるからこそ個性が発揮され、多くの人に意見を真剣に聞いてもらうことで自己存在感を得やすいという点があります。安心・安全と感じることのできる学級の中で、だれもが他者の意見を尊重し、考えをを自由に表現できる環境をつくることで、共感的な人間関係が形成され、その中で生徒は自己決定することができます。

良い学級では、学級の中で言語活動が活発に行われます。多様な意見を否定せず、建設的な議論ができ、互いの信頼関係が深まるためです。言語活動を行うにあたっては、教師の指導の下、より良い話し合いを成立させ、実践していくことの大切さを学びました。これは学校・学級に限らず、職員室でも、職場や集団においても言えることですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第Ⅱ部は数学と英語の模擬授業を行いました。数学では、「富士山の山頂はどれくらい遠くから見えるかを計算で求めよう。」英語では、「アンケート結果について、集めた情報を比較して発表しよう」 これらの模擬授業は、2学期の一人一授業の一部分を取り出したもので、私たち教員が生徒役になり、感じたことや疑問に思ったことを述べ合いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は座談会です。今日は学力向上推進リーダーの中山先生のお話から始まりました。今回も「教育について」全員が熱く語りました。教員になったばかりの頃の話や自らの専門性を高めること、他教科の話を聞く面白さなどについての話が出ました。こうして異なる世代の教職員が語り合うというのは、あまりないことです。それだけに、それぞれの思いをみんなで共有することができ、有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、この夏3回の学力向上研修を終えるにあたって、校長先生のご挨拶をいただきました。今回の研修は、校長先生と学力向上推進リーダーの中山先生で、昨年度末から考え計画されていたとのことです。今回の研修で学んだことを振り返り、各自の授業づくり・学級経営等に生かしてください。先生方、お疲れ様でした!