教育研究所ニュース

2021年12月の記事一覧

授業づくりラウンドテーブル⑤

班編制を変えてから2回目の研修会となり、前回よりも打ち解けた雰囲気で議論が進みました。先生方の振り返りで多く見られる内容の一つに、「小中のつながりを意識できた」というものがあります。この研修会ならではの大きな意義です。小学校の先生が先を見通し、中学校の先生が学びの蓄積を知る。小中の系統性を意識して授業に生かす。とてもすばらしい取組です。互いに磨き合って授業力が向上していく「授業づくりラウンドテーブル」です。

 
 

・校内研修授業のためのICT活用、展開について意見を聞いて、児童への思考を深めるための手立てや学習の着地点につい考えを深めることができた。他学年の国語指導についても、自分の学年と比較しながら、系統性を考えて効果的な指導について話し合ったことが有意義だった。

・5年の社会の情報や、中学3年生の外国語などたくさんの授業実践を学べて有難かったです。教師が喋りすぎず、いかに児童間で対話させ、深い学びにつなげていくかや、ICTと黒板の板書のバランスなど、これから自分の授業に生かしていきます。

・中学校の先生方のお話を聞き、小学校の学びの重要さに改めて気づくことができました。いかに身近に感じさせるかを意識して授業を進めていきたいです。
 また、先生方の話を聞いて同じ単元においても、子どもたちの実態によって、学習の進め方が異なっていることを知りました。指導書だけではなく、目の前の子どもたちの反応から自分の授業の進め方を振り返り、改善していきたいと思います。
 11月に入り、クラスの中だるみを感じていたところだったので、先生方のお話を聞き勉強になることがたくさんありました。何をするべきか子どもが気づき学び合えるクラスにするために、もう一度クラスでルールを確認したいと思いました。ありがとうございました。

・今回の研修では、国語の書く活動が話題に上がった。単元を学習するにあたり、児童が書いてどうなるかを見通すことの大切さを学んだ。今後は、何のために書くのか、書いた文をどのように扱うのかなど、書く活動の先を見据えた授業の実践を行いたいと感じた。また、取り扱う題材についても、子どもにとって身近なものや、子どもが書きたいと感じるものを取り上げていくことが大切だと考えた。次に、書く単元を学習するときは、子どもたちと書く目的や、書いた先に何があるのかを考えながら取り組んでいきたい。
 また、道徳の授業についても話題があった。中には道徳の授業を苦手としている先生もいた。個人的には道徳ほど、自分のことを喋っていい授業はないと考えており、授業が楽しいと感じている。少しでも、その気持ちや捉え方を共有できれば良いと考えた。
今回の研修でも良い学びがある有意義な時間だった。

・中学校の社会の授業を考えるという貴重な経験をさせていただきました。小学校でやっていた授業づくりや、資料の切り取り方が中学校でも通じることに驚いた反面、小中一貫的に今の学びが中学校にもつながるんだなと少し自信にもなりました。毎回新しい発見があってありがたいです。今回もお世話になりました。

教育研究所第4回研修会

 各部会とも、栃木市教育研究発表会に向けて大詰めの打合せを行いました。
 今年の発表会もオンデマンド方式となりますので、撮影方法や日程調整についても話し合いました。各部会の情報交換の時間には、別会場に集合していた部会とオンラインで実施しました。
 
 

授業づくり部会
 教育研究発表会にむけて、発表内容や資料作成について話し合った。研究の概要や小学校、中学校の実践の概要、成果と課題について発表をパワーポイントを作成し、発表する予定。3年間で研究してきた「振り返り」について、どのような方法で、どのような効果が得られたのかを発表する。

学びに向かう学級づくり部会
 今日の研修では、先日実践した学級活動の授業(小学校)についての話合いを中心に行いました。タブレットを活用をすることでアンケートの集計が簡単にできたり、児童の考えをまとめる際に役立ったり、効果的な指導ができました。しかし、その反面、タブレットを活用することで友達とのコミュニケーションの取り方がうまくいかないこともあり、使用する場面を改めてよく考えていきたいと思いました。子ども同士や、子どもと教師とをうまく結びつけられるように効果的に活用していきたいです。また、1月の発表会に向けて、発表内容等についても協議しました。他の先生方のお力になれるような内容をお伝えできるように、今までの取組をまとめていきたいと思います。

特別支援教育部会
 最初に、先日行った授業参観についての振り返りを行いました。日頃からの先生の授業の流れやクラスの雰囲気が、どの生徒も安心して授業を受けることができることに繋がっているとの意見が多くありました。また、ベルで活動の切り替えを知らせることが理解されているので、活動の切り替えがよくできていました。担任一人の授業だとすべての生徒へ個別に支援することは難しいですが、学習活動をテレビに表示したり生徒同士で聞きあったりすることで多くの生徒の支援に繋がっていたように思います。
 ほかには教育研究発表会に向けての内容確認や役割分担をしました。これまでの実践をまとめて、成果や課題を発表したいと思います。

児童生徒指導部会
 発表会に向けて、今まで研究してきた事例を振り返り、効果的な児童生徒指導の方法を検証しました。
 たくさんの事例の中から、見つけた共通点や相違点を見つけ、指導に生かせる要素を研究しました。さらに、学校のみでなく外部機関との連携の方法等や、活用方法、タイミングの話合いも行いました。

教材開発部会
 今回の授業参観は昨年の反省を元に再構築された授業でした。子どもたちの思考をより柔軟に引き出すためのワークシートの工夫や活動に対して適切かつ適量の指導・支援がとても素晴らしかったです。