教育研究所ニュース

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ICT活用ワンポイントレッスン①

 5月15日(木)に「ICT活用ワンポイントレッスン①」を実施しました。

 今回は「MetaMoJj ClassRoomを使った授業づくり」をテーマに、演習を行いました。

 栃木市が学習支援ソフトとして導入している「MetaMoJi ClassRoom(メタモジクラスルーム)」は、児童生徒の思考を深めたり、対話的な学習をしたりする手段として、市内各小・中学校で活用されています。研修では、基本操作から授業での具体的な活用場面まで、操作体験をしながら幅広く学ぶことができました。

 

 次回(6月27日)は、栃木市で導入している学習支援ソフト「eライブラリ」の活用方法についての研修です。実際にタブレット端末を操作しながら、楽しく学べる内容となっています。ぜひご参加ください!

~参加された先生方より~

・生徒と先生のどちらのやり方も教えていただけたので良かったです。研修に参加させていただいたおかげで、少し自信がもてました。ありがとうございます。

・紙や黒板をタブレットに置き換えたという考え方で、どんな使い方ができるか、自由に発想していけそうです。

・今回の研修に参加させていただいたことで、これまで抱えていた様々な疑問点が解消され、今後の活用に大きな手応えを感じることができました。特に、「MetaMoJiはICTではなく紙である」という言葉は、実際に使ってみて深く実感した点です。今後は、この研修で得た知識や気づきを活かし、MetaMoJiの活用を一層加速させていきたいと考えています。

令和7年度 栃木市教育研究所研究所員研修会①

5月9日(金)、栃木市教育研究所研究所員第1回研修会を開催しました。

研修に先立ち、今年度も本市の教育研究所研究所長としてお世話になる松本敏先生よりご挨拶をいただきました。

この研修会は、教育現場で先生方が日頃考えるいることを持ち寄り、話し合う場であり、今どんなことが問題で、どうしていったらよいか、先生方の経験や知恵をもとに協議していくことが、結果として栃木市の子どもたちのためになるというお話がありました。

教育研究所では、今年度も4部会に分かれて研究を行います。3年間の研究の1年目となる今年度は、新しく研究所員になられた方も多く、また新たな視点で研究が進められることと思います。第1回の研修会となる今回は、各部会ごとに自己紹介などを行ってから、それぞれの学級や学校の実態、課題と感じていることなどについて熱心な意見交換が行われました。

~振り返り、感想~

・本日の研修は初回ということで、普段の授業の悩みや実践を共有しました。ざっくばらんに話していましたが、話し合っているうちに共通点が見出せました。校種や担当教科は違うのに、共感的に話を聞けることが面白いと思いました。

・様々な先生方のお話を聞くことができて学びになりました。学級づくり部会ということで、生徒が1日の大半を過ごす学級をよりよいものにできるよう考えていきたいです。

・先生方との協議を通して、栃木市の子どもたちのために、栃木市の先生方のために、何ができるか多岐多様な視点で話し合うことができ、今後の研究への意欲、使命感を高めさせていただきました。

・特別支援教育という観点から自分の悩みや学校の実態を振り返った時に、児童生徒や学級経営とのつながりを感じる部分も多くあったので、自分たちの部会で研究や学びを深めつつ、他の部会からもたくさん学んでいきたいと思いました。

栃木市教育研究所研究所員第5回研修会

2月6日(木)、栃木市教育研究所研究所員第5回研修会を開催しました。

研修会に先立ち、松本所長からご挨拶をいただきました。

研究所員の先生方の成長こそが、研究の成果であり、研修会で話題になった授業づくりの考え方や課題との向き合い方、人とのつながり方などについて、各校でも広めて欲しいというお話がありました。

部会ごとの研修会では、今年度の研究についての成果と課題、今後さらに研究していきたいことなどを協議し、その後、各部会からの報告を行いました。

 

研修の最後には、松本先生より、浅草の浅草寺本堂に掲げられている扁額に彫り込まれた「施無畏(せむい)」という言葉について触れながら、私たちは日頃何に対して不安や恐怖を感じているのか、過剰に恐れていることはないかと改めて考えてみることや、自分の思い込みを取り除いて、困ることも楽しんでみることについて、お話がありました。

 

 

~振り返り、感想~

・多くの先生方の取組を教えていただいたり、教材や授業の展開について話し合ったりしてきたが、その時間がとても充実していて、たくさんのことを学ばせていただいたんだと感じた。そう考えると、普段子どもたちの成長のために、PDCAサイクルを意識してやっているが、自分たちの学びも同じようにやっていくことで、まだまだ成長できるかもしれないと感じた。私たちも学びを止めず、考え続けることが子どもたちの成長につながると信じ、これからも研究を続けていきたい。また、それを広げる役目を果たせるよう頑張ってみたい。

・小学校と中学校の両面からの視点で研究を重ねられるこの研究所は、大変意義のある活動だった。これから長い教員人生の礎として、大切にするとともに、多くの人にこの研究を広め、共有していきたい。そして、学び続ける教員でありたいと思った。

・1年間を通して、児童指導の専門性を高めることができた。この研修会に参加するまでは、SSWやSCに繋げば事態は好転すると考えていたが、ケース会議等で方向性を決めていかないと、外部につなげてもうまくいかないことが分かった。学んだことを学校で共有していきたい。

・話合いの中で、子どもが「分からない」と言える「ベースとなる安心感」も大切であるという視点を得た。今日で研修会は終わりとなるが、「手立てを与えるのではなく、自ら選択できるための取組」について、普段の授業の中でも追究していきたい。

 

 

 

栃木市教育研究所研究所員第4回研修会

11月22日(金)、栃木市教育研究所研究所員第4回研修会を開催しました。

研修会に先立ち、松本所長からご挨拶いただきました。

 

 

 

 

今年度の公開研で見られた素晴らしい授業は、互いに支え合う学級の雰囲気が作られていたり、子どもたちが主体的に学びに向かうことができるよう十分に教材研究がされていたり、特性を理解し安心して授業に参加できる工夫がされていたり、教育研究所の4部会の研究とつながる様々な配慮が行き届いた授業であったというお話がありました。

部会ごとの研修会では、栃木市教育研究発表会での発表に向けて、3年間の実践を振り返ったり、まとめる際のポイントとなる視点を再確認したり、熱心な協議が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~振り返り、感想~

・研究の成果や課題について考えました。同じ内容で研究していても、中学校の先生と小学校の先生で視点が違っていたり、課題を思うところが様々だったりするところがとても興味深かったです。一番印象的だったことは、学校全体で児童・生徒を育てていこうという気持ちが大切だということは、みんな同じだったことです。授業づくりを通して、できることをもっと探っていきたいと思いました。

・それぞれが研究してきたことを言語化することの難しさを感じました。言語化・図式化することで、聞き手に伝わりやすい発表になるので、見てくださった方に3年間の成果が伝わるような発表にしたいと思います。

・毎回、先生方と話すことに刺激を受け、とても勉強になりました。年齢に関係なく、こんな風に安心して話せる集団を学校でもつくっていきたいと思います。同じように、職員室もそんな集団にしていきたいと感じました。

・部員の皆さんと話し合うことで、これまでの研究を振り返るだけでなく自分の考えが整理できるので、今回も有意義な時間を過ごすことができました。新たな気付きもたくさんあってよかったです。

 

 

第4回 授業づくりラウンドテーブル

11月1日(金)に「第4回授業づくりラウンドテーブル」が開催されました。
今回のラウンドテーブルでは、以前に話題に上がった授業を実際に実践してみてどうだったかというお話や、社会科のふるさと学習で地域の人材を活用して授業をしてみたというお話など、実践の報告がありました。
また、国語の「読むこと」と「書くこと」のつながりを意識しながら、単元のゴールを見すえて授業づくりをしていくには、という話題も出てきました。目的意識をもって読み、書くことの授業で活用するという流れを念頭に置いて授業をすることで、授業者もこの教材で何を教えるのかという目的からずれずに授業ができるのではないかという話がありました。
色々な視点から授業づくりについての話が交わされた回となりました。

次回の第5回授業づくりラウンドテーブルは2月6日(木)18:30~教育研究室で行います。次回はいよいよ最終回です。今年一年を振り返ってみての成果や、次年度に生かしていきたいことなどを話題にしながらラウンドテーブルを行う予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。

<参加された先生より>
・書くことについては指導する上で悩むことが多かったので、いろいろなお話を伺えてとても参考になりました。
・教材研究をほとんどしていない状態で来てしまいましたが、たくさんのアドバイスをしていただき、これからの授業に生かせそうな気がしてきました。
・国語では、自分の中から作り出すことが大切なのではなく、使い方、活用の仕方を身に付けさせていくにはどうするかということを考えていきたい。