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教育研究所ニュース
教育研究所第5回研修会
今年度最後の研修会が雪のため急遽オンライン形式に変更になりました。どの部会も1年間を振り返り、来年度に向けた課題や見通しについて話し合いました。研究員の先生方は、テーマを広げ過ぎず現場で役立つ研究にしたいと、思いを新たにしていました。
【授業づくり部会】
今日も多くの学びがあり、とても勉強になった。今年は学びあい活動に焦点をあてて、授業づくりの研究をしてきたが、それぞれ学校が異なっても学びあいに取り組んできて感じていたことが似ていたことに驚いた。それは、学びあい活動に取り組んでみると、ねらいによって、方法や声掛けが異なるということ。今まで自分がやってきた学びあいは形だけだったのかもしれないと感じた。また、学びあいは方法であって・・・と毎回口にするが、方法じゃなかったら、学びあい活動のゴールって何だろうと考えながらやってきたが、大橋先生から、教師の視点から児童生徒の視点に変えてみると・・・と聞いて、なんとなくこれから目指す方向が見えてきた気がした。この研究を通して、授業づくりで目指すことをたくさん学ぶことができました。ありがとうございました。
【学びに向かう学級づくり部会】
小学校、中学校の先生方がいるため、9年間を通してどう学びに向かう集団を作るか研究できればよいと感じた。小学1年生と中学3年生ではアプローチの仕方は変わるが、安心感のある学級はどの児童・生徒にとっても居心地がよく、学びに向かう集団になりえると思った。今後もさらに研究を深めていきたい。
【児童生徒指導部会】
全体の振り返りとして、若手の先生に集まってもらって児童指導・保護者対応での悩みを聞くことができ、みんな同じように悩んでいるんだと安心できたのではないかと思っています。「先生も(そんなことで悩む)同じなんですね。」と言っていた先生の言葉が印象に残りました。また、児童指導に困っている場面を見かけたら声を掛けてみようと行動できたことで、複数の目(立場)で指導していく実践が少しできたと思います。中学校では保護者と生徒の関係にも教師が関わっていることが多いと感じました。私はSSWさんと接点をもったことがないので、有効的な関わり方なども知りたいと思いました。
【特別支援教育部会】
はじめに提供してくれた授業について協議しました。導入部分は具体的な内容にすることで、子どもたちの意欲が高まることを改めて感じました。また小学校と中学校との学習のつながりを強く感じ、段階をおった指導がとても大切だと思いました。児童によってつまづきポイントは異なるので、考えの道筋のなる板書やヒントカードなどが児童の理解の助けになることがよくわかりました。そのことをふまえ、来年度は板書の仕方や教材に焦点化した授業づくりの研究を行っていきたいという話合いになりました。小学校でも中学校でもどの授業でも活用できるような方法を考え、検証していきたいと思いました。そして、どの子どもたちにとっても分かりやすい授業になるよう取り組んでいきたいと思います。まずは、この1年間で学んだ方法を今の場で実践していきたいです。1年間大変勉強になりました。ありがとうございました。