教育研究所ニュース

2021年6月の記事一覧

かかわりスキルアップセミナー②

今回は、講話形式の研修会でした。
題して、「WISCってなあに?」~発達心理検査を知ろう~
教育現場にいるとWISCという言葉をよく耳にします。
しかし、その検査結果を活用するとなると、高度な専門知識が必要です。
そこで、臨床心理士の先生から、わかりやすく、明日からすぐに役立つお話しをしていただきました。学びの多い研修会となりました。

 


・IQが高い子も困っていることに初めて気がついた。確かに平均より高いことで、生きづらさがあるかもしれない。WISCの説明が丁寧で、今まで曖昧だったことがはっきり分かった。実際の検査キットも見られてイメージを持てた。WISCの例から、何が苦手だからどの強みを使うか実際に考えることができた。どんな結果からどう支援するか、教育活動に反映させ、WISCを取っただけという状況にはしないようにしたい。ASDADHDの子のWISCの傾向について、また教えていただける機会があればお願いしたいです。

 

・分からないことを分かるようにしてあげること。自分のクラスの子ども達の顔を思い浮かべながらの研修でした。弱い部分を補う支援をして、子ども達ができたという喜びを感じられるような学習を準備していきたいです。

 

・今までよく知らなかったWISCの概要が理解できました。今までは点数だけを捉え、高い低いで判断していましたが、それでは全く意味がなく、どのように活用していくのかこそがWISCを受ける意味であることが分かりました。その子の強みと弱みを正しく捉えて、普段の生活に生かしていくツールであることを認識し、さらに勉強して実践していけるようにしていければと思います。本日はありがとうございました。

 

WISCの構造について、深く知ることができました。また、活用上の注意事項や現場レベルでの配慮事項についても学ぶことができました。教員として、子どもと向き合う姿勢も考えることができ、どうしてそのような行動をするのか、その原因をしっかりと考えて、指導したいと思います。

 

WISCについて、実際に子どもが受けているものを見てなんとなくで今まで取り扱っていた部分がありました。今回詳しく伺うことができ、適切な指導のあり方について考えることができました。頭の中に浮かんだ児童について、明日から支援の手立てを考えていきたいとともに、強みで苦手な部分をカバーするWISCを活用していきたいと思います。

授業づくりラウンドテーブル②

じっくりとお互いに傾聴し合うラウンドテーブル。
今回は話題提供者が資料を持参して、ファシリテーターも参加者自身が務めるというスタイルでした。話題提供者は、教科書や指導案、タブレットなどを持参し、日々の悩みを率直に打ち明けていました。そこに様々な意見を次々に出すことで、次第に解決策が見えてくるようです。帰る頃には参加した先生方がみんな笑顔になっていました。

 
 
 

・今回もICT活用法について、たくさん意見交換ができました。中学生の授業内容を目にして、学習レベルの高い内容でのICT活用について考えましたが、MetaMoJiTeams、その他の機能でもっと便利に「ねらい」に迫れるものがないかと感じました。活用する中でメリット・デメリットを見つけつつ、よい方法を研修や学校内で共有できるように、もっと頑張っていきたいと思います。

 

・「見方・考え方」を働かせた各教科の授業改善の糸口をつかむことができました。特に社会科では各学年のつながりを意識し、どのような考え方を身に付けさせるか?という方向で授業をつくればよいと少し授業づくりが楽に感じることができました。タブレットの使い方では、同じ悩みを共有したり新しい使い方を知ったり、とても有意義な時間となりました。

 

・道徳のことについて話し合いました。ポイントは揺さぶりだと分かりました。道徳で本音を引き出すことが大切だと頭で分かっているけど、実践できないなと思っています。道徳こそじっくり教材研究して、1つの発問に対していろいろなパターンの考えを予想して、自分の引き出しに入れておくようにしたいです。皆さんがどうやって教材研究しているかまで聞けなかったので、やり方や考え方、ポイントを機会があれば聞きたいです。

 

・自分が実践した授業で、分からなかったことやモヤモヤしたことなどを聞くことができてよかったです。道徳の授業について聞いたのですが、価値項目に対して様々なアプローチ方法があり、とても勉強になりました。どんな学習でも「ちょっと面白そう、できそうかも」と児童が思えると、教材との出会いは楽しくなるのかなと思いました。明日からの授業に生かしていきたいです。

 

・今回課題の持参をし、心配な部分、不安な所の確認ができました。板書の意義や役割を再認識することにつながり、黒板の活用について今後も学び、子どもたちにとって意味のある授業・振り返りの素材となる板書をしていきたいです。タブレットの活用も進めていきたいと思います。ありがとうございました。

教育研究所第2回研修会

第2回の研修会は、研究計画立案のための話し合いでした。
市内の先生方の役に立つ研究にするという熱い意気込みがあちこちから聞こえてきました。各部会の研究内容が相互に関係し合っているので、情報交換も行いました。

 
 

〇学びに向かう学級づくり部会

 主にタブレットの活用の仕方について話をした。学校や先生によって活用頻度やレベルに違いがあることも分かったし、共有することでそれぞれの先生の活用の仕方に幅ができたと思う。それぞれ授業で活用してみて感じた課題として、学習(学び)の記録が紙ベースで残らなかったり、タブレットを活用することでコミュニケーションを取らなくなってしまったりすることが挙げられた。学びに向かう学級づくり部会として、コミュニケーションが核となる部分があるので、今後の研究によって活路を見出していきたい。

 

児童・生徒指導部会

 本日は、不登校児童・生徒の事例を持ち寄って話し合いました。指導がうまくいき、状況が改善した事例、うまくいっていない事例があり、聞いているだけでもかなり勉強になりました。今年度のテーマも事例を整理することで見えてきそうなので、そこに力を入れて研究したいと思います。

 

授業づくり部会

 振り返りについて具体的にどういうことを研究するかについて話し合った。振り返りを児童・生徒の学習改善と教師の授業改善に生かす手立てを研究する。それぞれどちらかに視点を当て授業実践をする。それを蓄積したり、研究授業をしたりする。

 

教材開発部会

 既存の教材の見方を変えることで、より子どもたちが思考する授業になることを主眼に話し合いました。どうしても「見取れる=評価できる」と考えるので、評価は切り離すことができないと改めて感じました。多くの実践を集めて、市内の先生方に少しでも参考になる形で何かを伝えられるよう頑張ろうと思いました。

 

特別支援教育部会

 まず、2年間の研究で分かったことを確認しました。次に、対象となる児童・生徒のうまくいっていること、うまくいっていないこと、主体的に学ぶ姿、支援策について話をしました。1年間の見通しを持ち、今後実践の中でうまくいったこと、うまくいかずに困っていることを次回共有していこうと思います。

イングリッシュサロン②

グローバルデーで行うアクティビティーを先生たちが体験しました。
フードコートでお買い物したり、おすすめのお店を紹介したり、日常よくある場面を英語でやり取りしながら活動が進みます。どののグループも楽しそうでした。

 
 
 

・5年生「I’d like pizza.」の単元で、子どもたちが楽しめそうなアクティビティがたっぷりで、私自身もとても楽しめました。メニューを決める前にインタビューして、相手が好きなものをメニューにしたのも、とてもいいアイディアだと思いました。高学年は、内容もたっぷりですが、こういう楽しいアクティビティも取り入れていきたいと思いました。

 

・ALTとの交流の中で、楽しいんで交流・会話することが1番なんだなと思いました。子どもたちと授業をやるときも、楽しむ気持ちを忘れず、一緒にがんばりたいと思いました。

・楽しいアイスブレイクやアクティビティ、すぐに学校の子どもたちにも使えそうなアイディアばかりでした。おもてなしでは、はじめは自分自身も戸惑いながら行いましたが、2度目はスムーズに行うことができました。やはり回数や経験、体験することが多くの学びになるということを実感することができました。とても楽しい時間でした。

 

・話す必然性を感じる場の設定や工夫がされていて、自然と英語を話すことができました。身近な話題から英語を使える場面を見つけていきたいです。

 

・グローバルデーの予習になりました。子ども役で実際にやってみると子どもの視点で活動できるので、子どもがどんな気持ちで活動するのか想像しやすかったです。1つ1つ言い方の確認、言葉、活動を区切ることで、活動しやすくなると思いました。生かしていきたいです。そして、教師側が全力で楽しむこと、緊張して話せない子がいることを知っておくことが大切だと気がつきました。

かかわりスキルアップセミナー①

5月25日(火)、第1回のかかわりスキルアップセミナーを開催しました。
キーワードは心のデトックス。日頃の悩みを語り合い、共有し、解決策を模索する活動です。熱心に活動に取り組んでいたため、あっという間に終了時刻を迎えてしまいました。それでも帰るときには先生方は笑顔になっていました。少しでも心が軽くなって、明日への活力が満ちてきたならうれしいです。


【振り返りより】
・今日は、普段悩んでいたことへの解決の手がかりをいただきました。自分1人では思いつかなかったことなので、明日から早速実践していきたいです。他の方の様々な事例を聞き、皆さんと考えることで支援の幅を広げられたように感じます。楽しく研修会に参加できました。なかなか小学校の先生方のご意見や児童の様子を聞く機会がなかったので、新鮮な気持ちで語り合うことができました。

 

・15分ずつという短い時間の割り当てでしたが、皆さんの話をゆっくり聞くことができ、自分が納得できるアドバイスをいただけたと思います。雑談って楽しいですね。職員室では必要な打ち合わせの時間はとれても、雑談の時間はなかなか取れないので、参加してよかったです。

 

・本日の研修会で、小中学校の先生方や特別支援の先生方とお話ができて、それぞれのお話が聞けて参考になりました。また、私の感じていた悩みも、特別支援の視点からのアドバイスをいただき、明日からまた頑張ろうという気持ちになることができました。また、中学校の話も聞けて、今の指導の成果が見られなくても、中学生で芽を出してくれていれば、やりがいを感じるなと思いました。本日は本当にありがとうございました。

 

・お忙しい中、研修会を計画していただき、ありがとうございました。グループでの話し合いでは、先生方の悩みを聞くことができ、自分だけが悩んでいる訳ではないことを改めて感じました。私としては、小→中→高校を見すえた将来に、今の指導の仕方で大丈夫なのか不安がありましたが、中学校の先生や指導主事の先生のお話を伺うことで、安心感を得ました。これからも、子どもの将来を考えながら教育していく必要性を考え、取り組んでいきたいと思います。

 

・関わりの難しい子や、クラスの中の騒がしい子をはじめとして、どんな子とも保護者とも教師が積極的に関わっていくことが大切だと実感しました。話をするだけでなく、子どもの話に耳を傾けることで、普段なかなか気付けないその子の良さや特性にも気付くことができ、学級づくりにも役立てられそうだなと思いました。同じグループの先生方のお話の中にも新しく知ることや今後のヒントになりそうなことがたくさんあったので、充実した時間を過ごすことができました。