教育研究所ニュース

2022年6月の記事一覧

かかわりスキルアップセミナー②

 今回は講義形式の研修会でした。発達心理検査についてスクールカウンセラーの先生から実践的な話を聞くことができました。検査結果をどのように活用するかが、先生方にとっては大きな課題となっているようです。そのためのヒントがちりばめられた講義でした。

  

・IQの高い子ほどバラつきがあるというお話が印象的でした。今後またWISCに関わることがあれば、結果の活用により力を入れたいです。

 

・WISCの結果を見ただけになってしまっていることを、自分で気づくことができた。ただ算数が嫌いだからできない、ではなくワーキングメモリーが低いからなのか、と考えられるようにしたい。もっと活用して児童は何が苦手なのかを把握し、その児童にあった支援を考えていきたい。

 

・これまで担任した子どもの中にWISCを受けた子もいましたが、解説を聞いてなるほどと思っていただけでした。項目によって、本人の苦手とする部分が分かるということや、それが分かるからこその活用の視点があると改めて感じました。検査を受けさせる意味をもう一度よく考えて、有効に活用していかなければならないと思います。ありがとうございました。

教育研究所 第2回研修会

 第2回研修会のねらいは2つです。ひとつは、各部課の研究テーマを決める、または決めるための道筋を立てることです。もうひとつは、各部会で話し合われている話題について全員で情報を共有するすることです。ねらいが十分に達成できる研修となりました。研究所員の先生方のコミュニケーション能力の高さを実感しました。

 

 

 

〔授業づくり部会〕

 今後のテーマでは学びあいを研究することになりました。日頃、学びあいとは具体的にどんなことなのだろう、と私自身悩んでいたので、今回このテーマで様々な意見交換をできることができて大変たのしみです。1から学びなおし、研究していきたいと思います。

 

〔学びに向かう学級づくり部会〕

 本部会の話し合いでは、「安心感がある学級=学びに向かう」という仮定を立て、研究テーマを考えました。授業が成り立つ、学校生活が滞りなく送れる、という根底には、大きく学級が関わっていると思われます。小中という校種を越えた学級経営を目指し、次回実践事例として持ち寄れるよう、また研究を重ねていきたいと思います。

 

〔児童生徒指導部会〕

 今日の話合いでは、前回の話合いを踏まえて、児童・生徒指導について意見を交わした。保護者・児童生徒・教師との「関わり」について、どの学校にも問題や課題があると感じた。多くの意見を交わす中で、今後の研究テーマが決まりつつあると感じた。私自身、共感できる点が多くあり、勉強になった。今後は、今までの話合いを基に、研究テーマを何にしていくか方向性を見出していきたい。

 

〔特別支援教育部会〕

 研究テーマや内容を決めるのに、いろいろな先生方の考えや取り組みを聞くことができて、とても勉強になりました。学年によってさまざまだけど、今すぐにでも取り組めそうなこともあったので、やってみようと思いました。また部会相互の情報交換がとても興味深かったです。どの部会もおおもとの思いは一緒なんだと感じました。それぞれの部会で研究したことを聞くのが今から楽しみになりました。自分たちの部会もテーマをもとにみんなであれこれ話し合いながら、研究していきたいと思います。

授業づくりラウンドテーブル②

2回目のラウンドテーブルは、互いに資料を持ち寄り、時間をかけてじっくり話し合いました。話題は、俳句について、道徳の研究授業に向けて、授業のめあてと振り返りについて等、様々でしたが、意見が飛び交う白熱した議論でした。

 

 

・松本先生もおっしゃっていましたが、「対話」による気付きがたくさんあって、ありがたいなと思いました。俳句について考えを広げられました。子どもたちにも俳句について対話をたくさんさせて、気付きを広げていきたいと思いました。

・俳句の書かせ方について、じっくりと先生方のお話を聞くことができました。今まであまり深く考えていなかったことだったので、先生方のアイディアはどれも新鮮で、なるほど、と思うものばかりでした。今回も、対話の良さを味わいながら、今後の授業づくりに生かせる知識を得ることができました。次回は資料提供担当なので、準備したいと思います。ご意見をお聞きできるのが楽しみです。

 

・今日は、中学校の道徳の教材研究について話し合いました。私が感じたことは、中学校においても、道徳の授業の内容の本質的なことは、小学校と変わらないということです。さらに言うと、小学校で学習した道徳の延長が、中学校の道徳になっているのだなと思いましたので、日々の授業を大切にしたいと思いました。

イングリッシュサロン②

 夜の希望研修は4種類ありますが、どの研修も飛び入り参加大歓迎です。事前に学校教育課までご連絡いただければ参加できます。今回のイングリッシュサロンでは、前回に引き続き飛び入り参加の先生が複数いました。楽しい活動が続くので、すぐに溶け込んでいました。身を乗り出して会話をする先生たち。そんな先生たちが授業をしたら、きっと子どもたちも同じようになることでしょう。

 

 

・前回同様、準備がしっかりとされていて目的が明確でした。また、活動の後でALTの方数名のリフレクションがあり英語に触れる機会になっている点が嬉しいです。英語の苦手意識は、否めませんが、楽しく有意義な活動でした。ありがとうございました。

 

・グローバルデー当日の児童の姿をイメージすることができました。ゴールの活動達成に向けて、ゲームなどで楽しみながら児童に習熟を図る過程が見え、参考になりました。お世話になりました。

 

・昨年5年生で行った授業だったので、活動している子ども達の顔を思い浮かべながら実践できました。中学校の先生ともお話できてよい機会となりました。フリートークでは、普段ほとんど使わない英語をどうにか絞り出して話すので難しさもありますが、よい刺激となっています。ありがとうございました。

 

・グローバルデーのゴールの活動を体験させていただきありがとうござました。ペアでの活動のため二人で相談しながら無理なくできることや、ALTの好みを聞きながらALTのためのおすすめのメニューを考える楽しさを実感できました。また、映像を撮らせていただけたので、それを見た5年担任はイメージを明確にもつことができたようです。ありがとうございました。
 ゴールの活動は、体験できると指導者として指導に直接生かせるのでありがたいと思いました。大変お世話になりました。次回も楽しみにしております。

 

・急遽、参加申し込みをしてしまいました。なかなか、普段、英語に触れる機会が少ないため、ALTの先生方とお話できてうれしかったです。少しでも、英語力がつけられるように頑張りたいと思いました。レストランのメニューを言わずにおもてなしをする活動、楽しかったです。メニューを言わず聞くときには、様々な質問の仕方があることを知りました。

 

かかわりスキルアップセミナー①

 「かかわりスキルアップセミナー」の名称は、子供たちが周囲と関わるためのスキルをどう向上させていくかをみんなで考えようという思いが込められていると、所長から伺いました。もちろん、結果として先生方のスキルもアップするかもしれませんが、悩みながら試行錯誤しているとき、お互いが心の支えになれる素敵な研修会です。

 

 

・話すことは大切だと改めて感じました。学校が違えど、悩んでいる事に共通点が多くあり、学ぶことがたくさんありました。

 

・他の学校でも、同じような児童や生徒がいて、似ている悩みをもっている先生方がいることに安心しました。そして、いろいろな支援の仕方について話を聞くことができ、有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 

・自分が悩んでいたことは、他の先生方も悩んでいることなんだと知ることができました。また、その悩みに対してどう対応していたかなどの話も聞くことができました。話したことを実践していきたいです。

 

・さまざまな特徴のある児童・生徒がいるので、長期的に見て、良い方向になるよう支援したいと思った。それぞれに合わせたものさしで見ることを心がけていきたい。他校の先生から、さまざまな悩みがあることを知って少し気持ちが楽になりました。

 

・皆さん同じような事例で悩んだり喜んだりしているのですね。
 3人のグループだったので、たっぷりと時間をとっていただけたことがうれしかったです。語るだけでもストレス発散になるし、少しのアドバイスでも、元気になります。自分の話した事例はちょっと重かったので、たくさんの方に相談していきます。
 所長の、「制服を着ることが全てじゃない。着なければならないものでもない。」という言葉を聞いて、みんなが安心できました。担任等、指導支援する人の言動を小中学生もよく見聞きしているので、本人が安心できる言葉を掛けてあげることが大切だなと思いました。貴重な時間と言葉をありがとうございました。