学校だより
学校だより
H25 7月号
1学期が終わります。生徒達は大きな事故も無く元気に夏休みを迎えようとしています。これもひとえに保護者や地域の皆様の日ごろからの学校へのご理解、ご協力の賜と厚く御礼申し上げます。
さて、3年生は修学旅行を終えました。全員が参加でき、ほんとうに楽しい3日間を過ごしました。ケガや病気が全く無かったということは、生徒それぞれが節度ある生活を送れたという証明です。たくさんの思い出ができたことでしょう。
また2年生は職場体験学習、1年生は上野公園へ校外学習に行き、それぞれ立派な態度で過ごせたようです。保護者の皆様のご協力に、あらためて感謝いたします。

1学期終業式
1学期終業式
1 大きな行事を立派な態度でやりとげた
・3年生は全員参加の修学旅行で、事故や病人も無く、思い出をたくさんつくれた。
・2年生の職場体験学習では、多くの職場から「とても良い態度です」と誉められた。
・1年生は校外学習で、きちんとしたグループ行動がとれた。
皆さんは、いざという時には、みんなのことを考えて節度ある行動がとれるということがわかりました。すばらしいことです。
2 2学期に向けて改善をしてほしいこと
行事のときには立派な態度がとれるのに、(学年によって差がありますが)日ごろの授業ではふざけたり、気力が無かったりすることがあります。さわがしいとクラス全体の学力が落ちます。クラスの問題として真面目な態度で授業を受けられるように工夫や努力が必要でしょう。
3 安全で有意義な夏休みを
皆さんに知っておいてほしいことがあります。7月5日の新聞に「小学校5年の男子が、自転車で67歳の女性とぶつかり女性が意識不明、9520万円の支払いを少年の母親に命じた」という記事についてです。裁判官は少年の不注意が事故の原因で、安全に乗るように指導しなかった母親に責任があると判断しました。皆さんが不注意で起こした事故(決してわざとでは無い)でも、その保護者が責任をとることになるのです。今、その少年は15歳だそうです。これから母親といっしょに9520万円を一生かけて返していくことになるのでしょう。
ルールや約束というのは、こういうことにならないためにあるのです。ルールを守るということは「自分を守る」ことにもつながるのです。
さて、夏休みはチャレンジの機会がたくさんあります。ふだんできなかったことをする、コンクールへ参加するなど自分の力を試し、可能性を伸ばすチャンスです。決められたルールを守り、多くのことにチャレンジし、健康・安全で有意義な夏休みを送りましょう。
ありがとうございます
ありがとうございます
今年も栃木市更正保護女性会「社会を明るくする運動」栃木市推進委員会の皆さんから「愛の鈴」を3年生全員がいただきました。市内の中学3年生にプレゼントするとして、いったい何個作るのでしょうね。1年かけて作るそうです。3年生は手にとってよく見てください。とてもていねいに作ってありますよね。この鈴ひとつひとつには、生徒の皆さんが自分を大切にし、一日一日を有意義に生きてくださいという願いがこめられています。
生徒の皆さんは、このように多くの地域の方々に見守られていることに気付いてください。この思いをしっかり受け止めて、充実した日々を送ってほしいものです。

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H25 5・6月号
梅雨の季節を迎え、生徒も新しいクラスに慣れてきたところだと思います。各学年のPTA部会では、お忙しい中足をお運びいただきありがとうございました。
さて、渋谷駅前で歩行者整理に活躍した「DJポリス」が警視総監賞をいただいたとのこと。柔らかな口調で巧みに若者達を誘導していた様子はニュース等でご存知と思いますが、動画投稿サイトで「こんな低姿勢で自分達の行動に理解を示してくれてる人に迷惑かけようとは思わんよな(原文のまま)」というコメントを見て、思わずうなずきました。人を動かすのは権威や権力でなく、理解と共感なんだろうな、と。
講話集会
今回の講話では、日本という国に夢や誇りを持ち、自分の将来を考える機会になればと思い、日本の最先端技術であるロボットについての話をしました。
日本はアメリカと並んで、ロボット技術では世界のトップを走っています。古くから自動車製造の現場などで産業用ロボットが使われ、この分野ではその出荷台数や稼働台数が世界一です。講話では、産業用ロボットではなく、日本独自とも言えるエンタテイメント産業へのロボットの可能性を研究している、産業技術総合研究所(産総研)のHRP-4C(通称「未夢」)を動画を交えて紹介しました。このロボットは歌って踊れるロボットとしてテレビでも取り上げられ、よく知っている生徒もいて、楽しそうに見ていたようです。HRP-4Cは、産総研の「知能システム研究部門」や「情報技術研究部門」の最先端の技術でつくられたもので、その性能は世界一と言ってもいいでしょう。
ロボットが人の仕事の多くを肩代わりし、今後、介護や娯楽をはじめとするサービス産業の分野にまで進出しようとしている今、人間がしなければならない仕事とは何なのか。人間にしかできないことは何なのか。動画を見た後で、生徒たちに問いかけました。それぞれに考えてくれたと思います。
産業革命以降、イギリスに325万頭いた働く馬が現在はゼロに等しくなっています。日本では昨年度のニートの若者(15歳~34歳)が63万人(2.3%)という統計が発表されました。機械と人間との競争の時代を生きぬく力を育てなければなりません。

ICT活用研究モデル校
今年から2年間、栃木市からICT活用研究モデル校の研究指定を本校が受けました。パソコンやプロジェクタ、電子黒板などの教育機器を授業に活用する研究です。よりわかりやすく楽しい授業の実践に努めていきたいと思います。
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H25 4月号
4月8日に98名の新入生を迎え、また8名の常勤職員が新たに加わり、新鮮な気持ちで平成25年度のスタートを切りました。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
講話集会
講話集会
「人は一人で生きていけるようにはつくられていない」これは私が折りに触れて生徒達に言っていることです。だからこそ友達や家族、地域、社会のなかでどのように生きていくかが大切になります。
年度最初となる今回の講話では、ANAの機内で一心に千羽鶴を折っていた高校生に共感した周囲の人たちが、それを手伝い、到着までに完成させたというエピソードを紹介し、人と人とのつながりのなかで幸せに生きることを考えてもらいました。
・他人を思う、他人の力になるような純粋な行為は、人の共感を呼び、ひいては自分の幸せとして返ってくる。そんな「幸せの貯金」をしよう。
・自分の利害だけを考えないで、相手のことを気遣う行動をとろう。「あいさつ」はその第一歩です。
・「こころ」はだれにも見えない、けれど「こころづかい」は見えるのだ…「思い」は見えない、けれど「思いやり」はだれにでも見える… (行為の意味:宮澤章二)
人に対する積極的な行為の大切さをかみしめよう。
自分の持っている「純粋な心」を積極的な行為に結びつけることが大切なのです
また、そんな積極的な行動をとってくれた南中生達を紹介しました。
○ 昨年11月の「とちぎ秋まつり」に参加してくれた生徒達
○ 今年の3月31日に第二公園の「ホタルの放流」に参加してくれた生徒達
○ 今年の4月8日に自主的に公園の清掃をしてくれた生徒達
君たちの行為と思いは、地域の人たちにも十分伝わったと思います。ありがとう。
ある日の下駄箱
中学校には、高校の先生がしばしば訪れます。市内のある高校の校長先生が本校を訪問されたとき、下駄箱を見て「美しいですね」と誉めてくださいました。私たちにとっては見慣れた光景ですが、外部から来る人たちにとっては、これがとても美しく、こういうことが自然にできている生徒達はすばらしいと感じるようです。
ある日の下駄箱
中学校には、高校の先生がしばしば訪れます。市内のある高校の校長先生が本校を訪問されたとき、下駄箱を見て「美しいですね」と誉めてくださいました。私たちにとっては見慣れた光景ですが、外部から来る人たちにとっては、これがとても美しく、こういうことが自然にできている生徒達はすばらしいと感じるようです。
この写真は4月23日の3年生の下駄箱です。かかとのつぶれた靴はひとつもありませんし、いつ見ても、このような光景を見ることができます。よく言われることですが「靴がきれいに並んでいる」「集会の時に静かに集まれる」ことが学校の良さを示す尺度です。今年も南中生の活躍をおおいに期待します。
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