学校だより
2013年6月の記事一覧
H25 5・6月号
梅雨の季節を迎え、生徒も新しいクラスに慣れてきたところだと思います。各学年のPTA部会では、お忙しい中足をお運びいただきありがとうございました。
さて、渋谷駅前で歩行者整理に活躍した「DJポリス」が警視総監賞をいただいたとのこと。柔らかな口調で巧みに若者達を誘導していた様子はニュース等でご存知と思いますが、動画投稿サイトで「こんな低姿勢で自分達の行動に理解を示してくれてる人に迷惑かけようとは思わんよな(原文のまま)」というコメントを見て、思わずうなずきました。人を動かすのは権威や権力でなく、理解と共感なんだろうな、と。
講話集会
今回の講話では、日本という国に夢や誇りを持ち、自分の将来を考える機会になればと思い、日本の最先端技術であるロボットについての話をしました。
日本はアメリカと並んで、ロボット技術では世界のトップを走っています。古くから自動車製造の現場などで産業用ロボットが使われ、この分野ではその出荷台数や稼働台数が世界一です。講話では、産業用ロボットではなく、日本独自とも言えるエンタテイメント産業へのロボットの可能性を研究している、産業技術総合研究所(産総研)のHRP-4C(通称「未夢」)を動画を交えて紹介しました。このロボットは歌って踊れるロボットとしてテレビでも取り上げられ、よく知っている生徒もいて、楽しそうに見ていたようです。HRP-4Cは、産総研の「知能システム研究部門」や「情報技術研究部門」の最先端の技術でつくられたもので、その性能は世界一と言ってもいいでしょう。
ロボットが人の仕事の多くを肩代わりし、今後、介護や娯楽をはじめとするサービス産業の分野にまで進出しようとしている今、人間がしなければならない仕事とは何なのか。人間にしかできないことは何なのか。動画を見た後で、生徒たちに問いかけました。それぞれに考えてくれたと思います。
産業革命以降、イギリスに325万頭いた働く馬が現在はゼロに等しくなっています。日本では昨年度のニートの若者(15歳~34歳)が63万人(2.3%)という統計が発表されました。機械と人間との競争の時代を生きぬく力を育てなければなりません。

ICT活用研究モデル校
今年から2年間、栃木市からICT活用研究モデル校の研究指定を本校が受けました。パソコンやプロジェクタ、電子黒板などの教育機器を授業に活用する研究です。よりわかりやすく楽しい授業の実践に努めていきたいと思います。
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