教育研究所ニュース

授業づくりラウンドテーブル⑤

班編制を変えてから2回目の研修会となり、前回よりも打ち解けた雰囲気で議論が進みました。先生方の振り返りで多く見られる内容の一つに、「小中のつながりを意識できた」というものがあります。この研修会ならではの大きな意義です。小学校の先生が先を見通し、中学校の先生が学びの蓄積を知る。小中の系統性を意識して授業に生かす。とてもすばらしい取組です。互いに磨き合って授業力が向上していく「授業づくりラウンドテーブル」です。

 
 

・校内研修授業のためのICT活用、展開について意見を聞いて、児童への思考を深めるための手立てや学習の着地点につい考えを深めることができた。他学年の国語指導についても、自分の学年と比較しながら、系統性を考えて効果的な指導について話し合ったことが有意義だった。

・5年の社会の情報や、中学3年生の外国語などたくさんの授業実践を学べて有難かったです。教師が喋りすぎず、いかに児童間で対話させ、深い学びにつなげていくかや、ICTと黒板の板書のバランスなど、これから自分の授業に生かしていきます。

・中学校の先生方のお話を聞き、小学校の学びの重要さに改めて気づくことができました。いかに身近に感じさせるかを意識して授業を進めていきたいです。
 また、先生方の話を聞いて同じ単元においても、子どもたちの実態によって、学習の進め方が異なっていることを知りました。指導書だけではなく、目の前の子どもたちの反応から自分の授業の進め方を振り返り、改善していきたいと思います。
 11月に入り、クラスの中だるみを感じていたところだったので、先生方のお話を聞き勉強になることがたくさんありました。何をするべきか子どもが気づき学び合えるクラスにするために、もう一度クラスでルールを確認したいと思いました。ありがとうございました。

・今回の研修では、国語の書く活動が話題に上がった。単元を学習するにあたり、児童が書いてどうなるかを見通すことの大切さを学んだ。今後は、何のために書くのか、書いた文をどのように扱うのかなど、書く活動の先を見据えた授業の実践を行いたいと感じた。また、取り扱う題材についても、子どもにとって身近なものや、子どもが書きたいと感じるものを取り上げていくことが大切だと考えた。次に、書く単元を学習するときは、子どもたちと書く目的や、書いた先に何があるのかを考えながら取り組んでいきたい。
 また、道徳の授業についても話題があった。中には道徳の授業を苦手としている先生もいた。個人的には道徳ほど、自分のことを喋っていい授業はないと考えており、授業が楽しいと感じている。少しでも、その気持ちや捉え方を共有できれば良いと考えた。
今回の研修でも良い学びがある有意義な時間だった。

・中学校の社会の授業を考えるという貴重な経験をさせていただきました。小学校でやっていた授業づくりや、資料の切り取り方が中学校でも通じることに驚いた反面、小中一貫的に今の学びが中学校にもつながるんだなと少し自信にもなりました。毎回新しい発見があってありがたいです。今回もお世話になりました。