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教育研究所 研究所員研修会④
11月6日(月)、第4回研究所員研修会を開催しました。
研修に先立ち、松本 敏 研究所長よりご挨拶いただきました。
最近参観された授業に触れながら、教科横断的に学ぶことの有用性についてお話いただきました。また、校内の他の教員を巻き込んで研究することが中堅の教員には求められており、そのことが同僚性にもつながっていくのではというお話もありました。
部会研修では、各部会の研究テーマについて、それぞれが実践したことを持ち寄り、協議しました。
部会相互の情報交換も行い、それぞれの部会に持ち帰って協議しました。
~振り返り、感想~
【授業づくり部会】
「それを学ぶことの必然性」についての話題が出ました。授業者が本時で身に付けさせたい力(ゴール)を明確にもっていないと、必然性のある課題の設定はできないと思うので、そのあたりの整理が必要かなと感じました。部会での教材研究(関数について)の協議は非常に興味深く、大変勉強になりました。子どもたちの素朴な疑問を教師がキャッチして、問い返したり再考させたりすることも学びを広げるきっかけになると思います。限られた時間の中で、どこでそれを仕掛けるのか、教材研究と子どもたちとのリレーションづくりを日々積み重ねていくことに尽きるのかなと自分自身を振り返る機会になりました。
【学びに向かう学級づくり部会】
「安心感」、「自己決定」ということに向かってくためにどうすべきかを考えました。年度始めの学級目標決定から年度終わりの振り返りまでのPDCAサイクルになっていくことが大切ではないかという仮説を立てました。各行事などで行っていけば、短いスパンでサイクルを回すこともできそうなので、実践してみようと思います。
【児童生徒指導部会】
SSWにつないだ事例を共有したことで、外部の専門機関につなぐことの有用性を再確認できました。しかし、SSWにつなぐ時には、すでに非行、虐待、引きこもり(不登校)など、事態がかなり悪くなってからが多いように感じます。もっと早くつないで未然に防ぎたいという願いがあります。保護者の困り感を引き出すよう様々なアプローチを共有していきたいです。
【特別支援教育部会】
安心して学びに向かえる授業づくりとして、思考ツールの活用、ICTの活用など、可視化することや興味をもたせること、さらに、安心して発言できる環境づくりの大切さを改めて実感しました。また、他のグループとの情報交換でも、学びあえる集団のためには「安心感」が大切であることを再確認できました。