学校ニュース

鉛筆 サイエンススクール その2

7月22日のサイエンススクール後半は、4・5・6年生の「ドライアイスの不思議」です。
ドライアイスは、二酸化炭素(気体)を冷やして固めた物です。約マイナス79度の固まりですので、直接さわらないよう軍手をして実験です。

まずは、じっくり昇華(固体からいきなり気体に変化することです。)する様子を観察します。
さかんに白い煙が出ているところで、そっと動かすと滑るように動きます。「なんで、こんなにすべるの?」 子どもたちの頭に疑問がわきます。どうなっているのでしょうね。

次に、ドライアイスのかけらをゴム風船に詰めてみます。子どもたちの予想は、「冷たくてゴム風船が凍っちゃうよ!」 でした。ところが、おやおや、どんどん膨らんでびっくり。ドライアイスがみるみる気化して、約700倍もの体積になりました。そこで、ドライアイスの小さなかけらをフィルムケースにとじこめると・・・パーンとはじけます。理由はおわかりですね。

ドライアイスがとけてできた気体は、二酸化炭素です。空気より重いので下にたまります。そこで、シャボン玉を浮かべてみました。ちょっと不思議な光景です。

次は、二酸化炭素をかけると、ろうそくの火が消えてしまう手品。あっという間に消えるので、なんで消えちゃったの? と、何度も確かめてしまいました。

最後は、二酸化炭素が酸性の物質であることを利用した現象です。マローブルーという紫のハーブティーを重曹で青く調整し、ドライアイスのかけらを入れます。ぶくぶく泡が立つと、不思議!! 色が青から紫に、そしてピンクに変わっています。とてもきれいな実験でした。
上級生には、作業用紙に観察したことや自分の考えを書いてもらいました。1時間10分のサイエンススクール、おつかれさまでした。