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吹上小学校150周年特集 NO.17 児童出席統計表(綴)

 児童の出欠統計を残すことは、令和5年度の現在でも実施しています。この出席統計は明治時代の吹上尋常高等小学校でも行われていました。今回はその中で最も古い明治37年度の「月末統計表綴」を発見したので、第2次世界大戦中の昭和16年度以降の吹上村第一國民学校時代の統計表も合わせてご紹介いたします。

  

 明治37年度の文書ですが、保存状態はきわめて良好でした。明治37年度では尋常小学校は4年生までであることがわかります。児童数は尋常科346名でした。高等小学校も4年生までありました。高等科の児童数は217名でした。

   

 吹上村第一國民学校となった昭和16年度の「児童出席月末統計表」から、義務教育の年数が8年に延びたことがうかがえます。初等科(6年制)で児童数704名、高等科(2年制)で320名、合計1024名のマンモス校であったことがわかります。