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にっこり 広島平和記念式典中学生派遣報告会

 8月24日18時30分からキョクトウ蔵の街楽習館大交流室を会場に、令和5年度広島平和記念式典中学生派遣の報告会が行われました。本校2年生生徒2名も、市内中学校の生徒で編成されたグループの一員として発表を行いました。会場には保護者並びに学校関係者を始め一般参観者が多数来ていました。
 副市長様の挨拶、中学生派遣団長の岩舟中校長先生の挨拶の後、各グループ毎にテーマに沿って、自分の見聞・体験を踏まえて、戦争や平和について感じたことや考えたことを発表しました。
 本校の生徒の一人は、原爆資料館を見学して感じたことや考えたことと、最後のまとめを発表しました。事前に学習したことはあるけれど、実際にその場に行ってみないと分からないこともあった、たった一発の原発で失ったものの大きさが感じられた。式典や講話から学んだことから目を逸らさず向き合い、しっかり伝えること、平和な社会を築くことが使命だと自覚し実行したいと結びました。
 もう一人の生徒は、世界遺産の安芸の宮島見学の印象を語りました。建築物の美しい姿に感動し、台風等の災害の度に繰り返し守られてきた歴史を受け継いでいく意志を訴えました。
 2人ともしっかりと平和への思いを会場に伝えていました。どの学校の生徒も今回の体験を自分事として受け止め、学んだことを多くの人に伝え、平和を守っていきたいという強い思いを発表していました。派遣団の生徒の皆さん、引率の先生・市職員の皆様、大変ありがとうございました。
 中学生の報告の後、青木教育長先生から各グループ毎に講評を頂きました。どの発表からも、現在普通に生活できていることがどれだけありがたいことか、被爆者を二度と生まないという強い決意が伝わってきた。五感で学んできたことを、平和の特使(メッセンジャー)として、いろいろな所で発信し、平和な社会・世界づくりの担い手になってほしいとお話がありました。
 報告会当日の様子は8月30日からケーブルテレビで放映されます。ぜひご覧ください。中学生の平和に対する強い思いを受け取っていただければ幸いです。

 引率くださいました、先生方、市の職員の方、市教育委員会の先生、大変お世話になりました。