日誌

3年生の英語の授業


 中学3年生の英語の授業の一コマを紹介します。
 ALTとのティーム・ティーチングの授業では、教科書で習った表現を使って、買い物の活動を行いました。カードの商品を並べ、靴、帽子、洋服、CDなどを売る店員役と、買い物をするお客役に別れ、一人100ドル(!?)を持ってのショッピングを楽しみました。皆川城東小時代に楽しんだ、買い物の外国語活動を思い出しながら、中学レベルのコミュニケーション活動を楽しんでいました。
  

 また、キング牧師の題材の授業では、バス・ボイコット運動のきっかけとなった、ローザ・パークスさんのバス事件の寸劇を英語で行いました。バスの運転手や警察官、白人の乗客役と、差別を受けるローザさんや黒人の乗客役など、グループ内で役割を決め、英語で台詞を言いながら実際に演じてみて、白人役と黒人役の両方の役割を経験しました。

  

 活動後の生徒の感想です。「実際に体験してみて、ひどい差別だと思った。白人の台詞を聞いて、ショックですごく怖かった。それをいつも言われ続けてきた黒人の人は、本当にかわいそうだ。」「ローザ・パークスさんの勇気は、劇をやってみることで、改めてすごいなと思った。」「人種差別で、過去にこのようなことをされていた黒人の方は、さぞつらかっただろうと思います。人は人権を尊重し合い、手をつなぎ助け合って生きなければならないと考えました。」
 その後、キング牧師の有名な、I Have a Dream のスピーチの映像を見て、非暴力を貫いたキング牧師のすばらしさや勇気、不屈の精神など、英語を通じて多くのことを学んでくれたことでしょう。
 また、本年度は、多読を取り入れ、非常に簡単な英語の絵本を100冊ほど購入し、授業のはじめの10分間で数冊読むことを楽しんでいます。
 中学卒業後も、英語はコミュニケーションの手段であることを忘れず、英語を使いながら学び、身に付けていってほしいと願っています。