日誌

花は咲く

 こんにちは。今日の皆川中学校は、植物にまつわる話題です。

 まずは、ご覧下さい。2週間前、アシストネットボランティアの大島様が梅の花を生けに来て下さいましたが、その梅の花が真っ白な愛らしい花を咲かせてくれました。古来、「花」と言えば、桜ではなく「梅」だったわけですが、良い香りがします。その近くで百合もきれいに開いています。春が一歩一歩近づいていることを感じさせてくれます。


 そして、今日大島様がお見えになって、花を生けて下さいました。
 今日の花は、桃と菜の花と黄色のカーネーションでした。春らしい色合いで見ていて、心が温かくなりました。大島様が花を生けている間にちょっとおしゃべりをしました。
「梅の花は香りを楽しむと言いますけれど、桃の花は何なのでしょうね?」
「そう言えば、桃の実は長寿をもたらすという話を聞いたことがありますね。」


 職員玄関前には、先週植えたパンジーがきれいに花を咲かせています。

 職員玄関前に係の生徒に集合を掛けたのですが、みんなが集まる前、ある女子生徒と話をしました。先日パンジーの花を植えるのを手伝ってくれた生徒です。
その生徒が、タイルの隙間に生えている雑草を見つけて、
「私、草をむしるのが好き」と言いました。そこで、一緒になって二人で雑草を抜き始めました。雑草でも花を咲かせているものもあり、「これ抜かない方がいいかな?」「この草は名前、何だろう?」とおしゃべりをしていた時です。その子が突然「雑草という草はない。どの草にも名前がある。」と言ったのです。私は正直驚きました。「○○、すごいこと言うね」「前に映画で見た。昭和天皇の言葉だって。」そんなことを、その子が言うのにも驚きましたが、その言葉に、私は「子ども」ではなく、きちんと異なる名前を持った一人一人の生徒に日々接しているだろうかとはっとしました。他の生徒も来たので、そこでおしゃべりは終わりましたが、とても大切なことを改めてその子から教えてもらいました。