日誌

「盲導犬ふれあい教室」がありました。

 

 

 12月6日(火)、体育館で「盲導犬ふれあい教室」を実施しました。この教室は12月2週目が人権週間であり、人権について考える機会をつくることを目的として実施しました。講師は東日本盲導犬協会の多賀様、来賓に栃木市人権擁護員の関口様、奈良部様、栃木市人権施策推進室齋藤様、小林様をお招きして開催しました。

学芸委員長 大出さん 講師の多賀様

 講演では、視覚障害者数名分の見え方の違いを見せていただき、普段見ている視界との違いがわかりました。また、視覚障害の方々が、日常生活で歩行する際の「手引き」「白杖」「盲導犬」の3種類の方法があることも、実演を通して教えていただきました。

「手引き」の様子 白杖の説明 盲導犬との歩行

 盲導犬は全国でも約860頭、栃木県では12頭と視覚障害者の目の代わりとして活躍しているそうです。また盲導犬として活動するには、生まれてから数年間のトレーニングを終える必要があること、長い期間や費用がかかることもわかりました。

 この日の講演に参加した盲導犬は、雌の3歳「シンディ」です。トレーニングを受け、広報犬として活躍しているそうです。講演の後半には、数名の生徒が盲導犬との歩行の体験をしました。

  

 体験後には、「盲導犬がしっかりと引っ張ってくれたので、歩きやすかった」「盲導犬がゆっくりと歩いてくれたので、とても歩きやすかった」などの感想があり、盲導犬が一緒にいるときの安心感を味わうことができました。

 「盲導犬ふれあい教室」全体での感想には、「盲導犬がどんな仕事をしているか、どのように盲導犬になるのか、実際の訓練の様子など知ることができてよかった」「盲導犬ユーザーと盲導犬がお店には入れる法律があることを知らなかった」「盲導犬への指示は英語で統一していることは初めて知った」等の感想があり、盲導犬を知るよい機会になったようです。