学校ニュース

3年生の藤岡タイムトラベルへの道~その3

  現在3年生は社会科と総合的な学習の時間と連携させながら、昔の道具について学習しています。
  今回は、昔の藤岡町に詳しいボランティアさんをお招きして話を伺いました。

『藤岡の先輩・高際先生に聞け!』


  昔の藤岡町は、とてもにぎやかだったそうです。夏祭りや初市、花見などのイベントにはたくさんの人が訪れていたそうです。
 そして大通りにはたくさんお店や工場がありました。映画館もあったのです!
 高際先生が小学生の頃は、藤岡駅から多方面へのバスがたくさん通っていました。
高際少年は友達と映画館へ映画を見に行くのが好きだったそうです。

行きのバスで10円、映画代が30円、お昼にラーメン食べて50円、帰りのバスで10円。
お小遣い100円もらえば、十分に楽しめる時代でした。

子どもの頃の遊びは
男子はチャンバラごっこ、ベーゴマ、竹馬、めんこ、剣玉、木登り、
女子はお手玉、ままごと、お手毬、ゴム跳び、など
体を動かして遊ぶ遊びが多く、みんな健康に過ごせました。

黒板に昔の藤岡町の地図を描いてくださり、とても分かりやすく説明してくださいました。
       
昔の藤岡町には、魚屋、肉屋、駄菓子屋、お寿司屋、ラーメン屋、酒屋、しょう油工場、などあったそうです。

そんなに賑やかだった藤岡町がなぜ寂しくなってしまったのか!?
それには3つの理由があったのです。

1.しょう油工場が移転してしまったり、つぶれてしまったりしたため、働き口がなくなり、引っ越してしまう人が多かった。

2.高際少年が小学5年生の時、一般の家庭にもテレビが入るようになった。
  そのため映画館に見に行く人が少なくなり、映画館が閉館してしまった。

3.高際少年が高校生の時、一般の家庭でも車を持てるようになった。
  そのため、みんなは遠くへ買い物へ行くようになった。
  客の入りが減った個人経営のお店は次々と閉店に追い込まれていった。

このように藤岡町は住民が少なくなり、静かになったのです。

 
高際さんのお話はとても分かりやすく、みんな熱心に聞いていました。


ご覧ください!この熱心な姿を!!

63年前に藤岡町、三鴨村、赤麻村、部屋村が合併した藤岡町も
7年前に大平町、都賀町と栃木市に合併しました。
今では栃木市は5つの町が合併されています。
藤岡町のことをよく知り、もっと藤岡町のことを好きになってほしいです。

授業が終わった後は、高際先生へ並ぶ長蛇の列が!!
みんなサインをもらったり、握手してもらったりしていました。

みんなすっかり高際先生のファンになっていました。

高際先生、素敵なお話ありがとうございました。