学校ニュース

6年道徳「差別をなくすために」

 今日の道徳では『差別のない社会にするためには、どのような心と態度が必要か』を考えました。
 「差別は悪いことである」
 これは、だれもがわかっている事実。現に子どもたちに尋ねたところ、全員が「悪いことだと思う」と手を挙げました。
一方で、これまで差別をしたことがない人はいますか?の問いには、手が挙がりません。子どもたちは正直に「差別をしてしまったことがある」と挙手をしてくれました。

では、悪いとわかっていてもなぜ差別はなくならないのでしょうか?
この問いかけに子どもたちなりに意見を出し合います。

『自分と他の人の違うところだけを見つけてしまうから』
『人を上、下と決めつけてしまうから』
『相手の気持ちを考えていないから』
『自分の思っているものに近づけたいから。自分の世界をつくりたいと思っているから』
とても難しい質問にもかかわらず、担任もなるほど…と考えさせられる意見が出てきました。

ここで、教科書から一つのお話を紹介しました。
顔にあざがあり、子どもの頃から差別を受けてきた方のお話です。
子どもたちはその方の写真を見て、素直に驚きながらも、真剣に話を聞いていました。

そして、あらためて『差別のない社会にするためには…』について考えました。

差別をなくす。
とても難しい問題ですが、子どもたちの真剣に考えている表情を見ていると、きっと実現するのではないかと感じさせられた時間でした。