学校ニュース

学校支援ボランティア 始動!

 皆様は学校支援ボランティアをご存じでしょうか?

 子供たちの授業を始めとする学校生活での補助をしていただくボランティアになります。

 学校支援ボランティアの期待される効果は以下の通りになります。

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☆児童

・ 地域社会や信頼できる大人との繋がりの中で、心豊かに「生きる力」が育成される

・ 地域に支えられていることに気づき、「地域の愛着」や担い手としての自覚が芽生える

・ 多種多様な人々による専門性などを生かした学びの充実による「学び続ける基盤」が育成される

・ 多くの大人と関わることによる「コミュニケーション能力や社会性」が育まれる

 

☆地域や保護者

・ 学校支援に始まり、「地域コミュニティを活性化」させ、大人も地域に関心をもつことができる

・ 学校に関わることで、学校教育について理解を深め、「学校と地域と保護者の連携を深める」ことができる

 

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 栃木市には「とちぎ未来アシストネット」があり、その制度も大きく活用し、本校は学習支援を始めとするボランティア活動を始めました。

 

 まずは、ボランティア研修会の実施です。昨年の年末に保護者のボランティアを募り、希望者にボランティアを行うに当たっての研修会を開きました。お忙しい中、来ていただいた方には本当に感謝です。

  また、講師として栃木市教育委員会 生涯学習課の方をお招きしました。

 

 そして、実際に授業での支援です。2年と4年の体育では、保護者の方と長年教育に関わっていたボランティアの方で行いました。レベルに応じた跳び箱を行う授業で、助言や苦手な児童への補助などをしていただく様子が見られました。これぞ学習支援ボランティアだと感じます。

 

 5年生は、家庭科のミシンを使用する授業にて、地域の方をお迎えしました。児童は日常の中でミシンを使う場面がなく、初手のところで首をひねる子もいましたが、それを見逃さず近づき、優しく教えていただきました。

 

 3年の図工では、くぎ打ちをしました。ここでは、児童が怪我をしないように安全管理も兼ねたボランティアです。

 多くの児童を一気に見守らなければならない担任の負担も軽減し、より多くの大人の目で安全を確保することができたのは、大きい成果です。

 

 また、休日に本校で飼育しているうさぎの水やえさを準備するボランティアも行っていただいています。こちらは、いち早く2学期から保護者内でのボランティアを募り、多くの方が希望してくれました。

 毎週交代で多くの方が休日にもかかわらず児童と一緒に来校してくれます。うさぎさんを好きになってくれる人が増えてくれるかもしれないと期待もしています。

 

 

 その他、昼休みの児童の見守りや、学校行事の写真撮影、5年生のソフトボールや6年生のサッカーや習字指導など多くのボランティアの方をお迎えすることを予定しています。

 

 職員からは負担軽減や専門的立場からの支援で、授業の充実度が上がったとの声も挙がっています。しかし、その反面、初動のため課題点も少しずつ見えてきましたので次年度へ向けて改善をしていきます。

 

 ボランティアの方々からは、「子供たちと関わることは活力になる」「子供が励ましの言葉を素直に受け止めるのでやりがいがある」「初めてだったがとても楽しかった」など前向きなお言葉をいただいています。

 学校は地域に支えられ、児童を見守っていただき、そして協力していただき、成り立っているのだと改めて感じました。

 次年度は本格的に年度を通しての活動を始めて行く予定です。興味のある方は是非、御協力をよろしくお願いいたします。