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キラキラ 東陽中の美しい樹木:唐楓(トウカエデ)

東陽中の美しい樹木:唐楓(トウカエデ)

 東陽中にある樹木の中で、非常に珍しい品がある美しい木があります。唐楓(トウカエデ)といって、葉が3つの山に分かれている落葉樹です。学校にある樹木の中では、あまり見られないものでしょう。今は、紅葉真っ盛りの時期で、さらに趣があります。
  
 
 唐楓は、大気汚染に強く街路樹としてよく植えられるもので園芸品種が多いです。江戸時代享保年間に中国から渡来したので唐楓(トウカエデ)と呼ばれたといいます。享保年間といえば徳川八代将軍吉宗の時代ですが、東京都浜離宮恩賜庭園には吉宗お手植えのトウカエデがあるといいます(東京都ホームページより)。中国から長崎に渡来した6株が徳川吉宗に献上され、その一部を吉宗が自ら植えたのかもしれないですね。

  唐楓(トウカエデ)は、薬効があり薬木としてもたらされたのでしょう。東京小石川植物園にもその時の唐楓(トウカエデ)が現存するといいます。小石川植物園の前身は徳川幕府の御薬園でありますから6株の一部はそこにも植えられたのでしょう。



 このような樹木が東陽中にあるのでは興味深いものです。校庭の南側、ほぼ真ん中あたりに2本立っています。品がある落葉樹です。周りの樹木より幾分背は小さいのが特徴です。生徒の皆さんは、是非、見てみてください。保護者の方々や地域の方々、その他の方々も、東陽中を訪れたときは、是非、ご覧になると良いと思います。



唐楓の詳しい説明
http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-toukaede.htm
http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/todop/toukaede.html