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音楽 音楽の授業研究会

 先週10月29日(金)の5時間目に、3年生の音楽の授業を全職員で参観しました。
 授業の題材は「せんりつの流れとへん化」で、サン=サーンス作曲「動物の謝肉祭」より『白鳥』の鑑賞の学習をしました。
   
 「白鳥」を見たことがある子が少なかったので、タブレットを活用して、湖を泳いでいる「白鳥」の動画を見せて、共通のイメージをつかませる工夫をしていました。
     
 また、旋律に気を付けて図譜を指でなぞったり、空中でなぞったり、手や体を揺らしながら聴く活動を設けたので、曲想や変化、違いを実感するのにとても有効でした。
     
 「白鳥」を表している楽器は、「チェロ」と「ピアノ」のどちらかを考え、ワークシートに理由を書いたり、考えをグループで話し合ったりして、学び合いの時間もつくっていました。子どもたちからは、「スーッと泳いでいるような感じだから、これは『白鳥』だと思う。」「繰り返しの旋律は、『湖』の波の様子を表していると思います。」など…
 
 「お昼の校内放送で紹介するつもりで『白鳥』のよさを伝える文を書く」活動では、子どもらしい素直な表現力を発揮している様子が見られました。

【作曲家 サン=サーンス】
 音楽室の壁面に掲示してあります。


 放課後、先生方で参観した授業について意見を出し合いました。子どもたち一人一人が、根拠を明確にして自分の考えを伝える力が付いてきて、改めて子どもたちの成長を実感することができました。
 これからも、先生集団で力を合わせて、言語力や表現力を高めるための指導法を工夫していく研究を深めていきたいと思います。