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学校 学校の生き物たち紹介Ⅱ №23

 今朝はどんよりとした曇り空で、やや肌寒さを感じます。

 さて、先週から今週に掛けて、校内で出会ったり発見したりした生き物たちを紹介します。
 まずは、昆虫類から。

 昨年から少し時期が遅れて発生が確認されたのが、ヒロヘリアオイラガの幼虫です。
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 ソメイヨシノやカシ類の樹木の幹にいたり、地面や遊具の上をはっていたりするのを見掛けます。体の表面にあるたくさんのとげには毒があり、刺されると非常に痛むため、子どもたちにも注意を呼び掛けています。

 また、北校庭の西側フェンス沿いでは、ロート状のアリ地獄を作っているウスバカゲロウの幼虫を発見することができました。
   
 私たちが気付かない間に、アリ地獄と呼ばれる所以の捕食が行われているのでしょうか。

 さらに、落ち葉を集めるために一輪車を取りに行った子どもたちが、一輪車の受け皿の部分に土の塊が付いているのを発見し、報告してくれました。
 何とかはがして裏返してみると、5つの繭の中に、クリーム色のふっくらとした幼虫が入っていました。
 これは、ドロバチのなかまであるスズバチの幼虫です。一つ一つ部屋を作りながら、卵とえさとなる他の昆虫の幼虫を入れていき、最後に、全体を覆い直すという手の込んだ巣ができあがっていました。
   

 次に植物編です。
 実りの秋にちなんで、校庭南西門付近にあるカキの木に、数個の柿の実が実っていました。
    
 今年は、夏の強い風雨で、でき始めの実がかなり多く落ちてしまいましたが、何とか耐えて残っていたものです。

 また、何種類かの花が咲いています。
 校庭南側では、5月に咲いていたサツキが、再び、数輪咲いていたり、校庭南西部の雑木林では、サザンカが咲き始めていたりしました。
    

 また、校舎南側にあるトチノキの中に、季節を間違えたのか、新芽を伸ばし始まっているものが1本ありました。
    

 このように、秋も深まっていく中で、大平中央小の生き物たちは、658名の元気な子どもたちと同様に、力強く生きています。