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学校 学校の生き物たち紹介Ⅱ №20

 今朝は、どんよりとした曇り空の中、時々秋雨が降り落ちてきています。
 出勤途中に、ほんの少し太陽の光が差し込む瞬間があり、もしかしたらと西の空を見ると、ほんとにうっすらとした虹を見ることができました。

 さて、先週から、今週に掛けて出会った生き物たちをご紹介します。

 まずは、14日(水)の朝、今シーズンの初さえずりを聞くことができた野鳥です。
    
 この季節になるとおなじみの モズ(スズメ目モズ科)です。校庭南側のソメイヨシノの枝の先端で、甲高い声でさえずっていました。

 また、13日には、職員室の天井に一日中とまっていた昆虫がいました。
    
 チョウ目ヤガ科のハグルマトモエというガの仲間です。

 さらに14日と15日には、校舎のすぐ南側にあるトチノキの下をはっている毛虫を子どもたちが見付けて報告してくれました。
    
 見た目は白っぽいものと茶色っぽいもので違うのですが、体の黒くなっている部分の数や位置がそっくりでした。どちらもガの幼虫かと思い調べた結果、チョウ目ヤガ科のオオケンモンというガの幼虫であることが分かりました。
 すると、15日の清掃の時間に、南昇降口のすのこの裏側に繭を作っている毛虫がいると報告がありました。
      
 見てみると、中で毛虫が動きながら繭を作っている最中でした。ピンセットで繭を開いてみると、なんとびっくり!午前中に見付けたばかりの茶色い毛虫と同じものが入っていました。
 ガになるまで観察してみるとよいのでしょうが、安全のため捕獲させてもらいました。

 これからの季節、いろいろな昆虫や生き物が冬越しの準備を始めていきます。そのような様子もご紹介できたらと考えています。