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12月16日藤岡地域学校保健委員会に6年生がオンラインで参加しました!

午後、藤岡中多目的室で、藤岡地区地域学校保健委員会並びに栃木市PTA連合会藤岡ブロック研修会がありました。

藤岡中生徒会保健委員会の子供たちが進行をし、藤岡中の1年生の後に各校の保護者が座り、対面で参加しました。

また、藤岡ブロックの4つの小学校の6年生もオンラインで参加しました。

赤麻小の6年生は、教室でメモを取り考えながら、よく話を聴いていました。

   

始めに、夏休み後に各校で行った健康週間アンケートの結果の発表がありました。

   

藤岡ブロックの子供たちの実態として、残念ながら、睡眠時間などが全国平均に達していないことが課題としてあがりました。

その後、講師としてお招きした獨協医科大学医学部小児科学の今高城治先生から、「”やめられない”の正体を知ろう~ゲーム依存と脳のしくみ~」と題して、お話を伺いました。

インターネット・ゲーム障害は依存症の一種で、新しい子どもの生活習慣病であること、生成AIがゲームに組み込まれているため、使用者の好みや性格、特性を利用して好みに合った情報が表示されることで、もっとやりたい、「やめられない」ように心が操作されている状態「心がハッキングされている」ことなど、インターネット・ゲーム障害の仕組みを「脳の働き」から、小学生にも分かりやすく解説していただきました。

また、睡眠や集中力に与える影響など、最新の医学的知見をもとに、示唆に富むお話を伺うことができました。

       

約40分間という短い時間でしたが、人間の集中力は15分しか保たないからと、途中背伸びをする時間も取り入れながら、とても中身の濃い、ためになるお話をいただきました。

また、講話後、学校医や藤岡中厚生委員の保護者の皆様、養護教諭を交えての協議では、感想を伝えながら各家庭や学校の実情も情報交換できました。保護者からの質問にも、今高先生は丁寧にお答えくださいました。

  

講話終了後、6年生は学んだことを振り返り、これからの生活に生かすことも含め、よく考えて書いていました。その一部を紹介します。

 

【6年生の振り返りより】

・AI(人口知能)の入っているゲームで遊ぶと、心がハッキングされてしまい怖いと思った。

・睡眠をしっかりとって、時間の管理もしていきたい。

・インターネット・ゲーム依存は社会現象ではなく、「病気」であることがわかった。

・依存症がどれだけ恐ろしい病気かわかった。

・日本にはゲームについての法律はないから、自分でゲームの時間を決めてやりたい。

・寝る1時間前は、インターネットをやめる習慣をつけたい。

・寝る前にゲームをやらない。

・「依存するのが悪いのではなく、依存するものが1つになることが悪い。」という言葉が心に残った。

・ゲームだけに依存しないように、音楽やスポーツなどの楽しみも忘れず、ゲーム以外の依存先を増やしたい。

・ゲームの時間を減らしたい。

・借金のうちの50%がパチンコだと聞き、大人になってパチンコをやらないようにしたい。

・歴史とともにゲームが発展し、ゲーム依存が増えていることが心に残った。普段使う便利なインターネットだからこそ、とても危険なのだと思った。ルールやマナー、家族との約束を守っていきたい。

・アニメなどの視覚刺激で体調が悪くなって入院した話を聞き、ゲームや動画の見すぎに気を付けたい。

 

今回学んだことを今後に生かし、子供たち自身で考えてインターネットやゲームをうまく使い、健やかに成長できる健康的な生活習慣を身に付けていってほしいです。

なお、この会の様子などは、後日、保健だより等で再度ご報告いたします。お楽しみに!